1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61133006
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
高木 康敬 藤田学園保衛大, 医学部, 教授 (50037313)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大石 道夫 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (00126004)
榊 佳之 九州大学, 医学部, 教授 (10112327)
中沢 淳 山口大学, 医学部, 教授 (90025594)
関口 睦夫 九州大学, 医学部, 教授 (00037342)
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Keywords | 組換えDNA実験 / 形質発現 / 遺伝子の構造 / 生体機能 |
Research Abstract |
本研究班は昭和58年度から3年間継続した特定研究「組換えDNAの発現と生体機能」の総括班として、各計画研究班および公募研究員の相互連絡ならびに研究の促進に努力したが、今年はその4年目にあたり。今までに得られた成果のすべてをとりまとめる作業を行った。 すなわちこの特定研究は、組換えDNA実験技術を利用して単離され、あるいはさらに必要に応じて人為的な改変を加えられた遺伝子を生細胞に導入して、その形質発現および調節がいかに行われるかを解析し、さらにそこで得られた知見にもとづいて細胞レベルの生物機能を制御する方法をもとめて、今後種々の分野で応用されるための基礎的知見を得ることを目的としたものであった。 今年度は各計画研究班および研究者のレベルで3年間に得られた成果をあつめ、最終的に和文の成果総括報告書を作成した。そこではまず9つの計画研究班の班長が班全体をまとめた。ついで公募研究者を含めすべての研究分担者の成果を要約した。そしてさらに全編673に及ぶ英文論文を各班別にリストとした。最後には各班より代表的な英文論文を5編ずつあつめた。したがってこれによってこの3年間におけるわが国のこの方面の研究の可成りの部分を網羅し、一冊でほぼその全貌を理解できることを目指した。報告書は全班員は勿論、関係各位また関心をもつ他の人々にも広く配布してわが国におけるこの分野の今後の発展への基礎となることを期待した。 また12月3日には名古屋において総括のための公開シンポジウムを開いた。それには5名の班員と1名の班外研究者が演者として本特定研究の中心的課題について発表し、出席者はあらかじめ上記の研究成果総括報告書を読んだ上で出席して、講演と報告書との内容を焦点に全員で討論した。
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