1986 Fiscal Year Annual Research Report
K中間子とハイペロン偏極をプローブとした原子核反応の研究
Project/Area Number |
61222002
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
八木 浩輔 筑大, 物理学系, 教授 (60028107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田岸 義宏 筑波大学, 物理学系, 講師 (70015551)
青木 保夫 筑波大学, 物理学系, 講師 (10110511)
新井 一郎 筑波大学, 物理学系, 講師 (50134440)
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Keywords | 高エネルギー原子核反応 / ストレンジネス生成 / 累積的粒子生成反応 / K中間子 / ハイペロン / 偏極度 / Λ粒子 |
Research Abstract |
1.高エネルギー物理学研究所・陽子シンクロトロンによる実験研究(共同利用実験E132:高エネルギー原子核反応における累積的Λ生成反応の研究)を行った。現在、実験を終了し、データを解析中である。この解析結果をふまえて次の実験を提案し系統的に本研究を発展させてゆく。実験結果についての中間報告を日本物理学年会(62年春、名古屋)で発表する予定である。 2.実験データを高速にオンライン処理し、意味のある反応事象だけを選択的にデータ収集する為のインテリジェント・CAMAC・ブランチ・ドライバーとそれを中心にした高速・高機能データ処理系の開発をすすめた。特に本年度は、ハードウエアの開発に主眼がおかれ、デジタル・シグナル・プロセッサと高性能32ビット・マイクロプロセッサを組み合わせた、全く新しい型のものが開発された。今後、実験データ(上記)の解析をふまえて、ソフトウエアの整備をすすめる。 3.読み取りエレクトロニクスとして、高速・微小信号用電荷増幅器の開発をすすめた。現在、シリコン・マイクロストライプ検出器の読み取りに用いている。今後、アバランシェチェンバーの読み取り用に開発をすすめて行く。結果を日本物理学会年会(62年春、名古屋)で発表する予定である。 4.コンピュータ制御高精度ガスフロー系の開発をすすめた。現在、ハードウエアを整備している。今後、ソフトウエアを整備してゆく。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] A.Manabe: Phys.Rev.Lett.
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[Publications] A.Manabe: Nucl.Phys.
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[Publications] M.Tanaka: Nucl.Instr.and Meth.
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[Publications] A.Manabe: Nucl.Instr.and Meth.
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[Publications] M.Ninomiya: Nucl.Instr.and Meth.
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[Publications] K.Tomizawa: Nucl.Instr.and Meth.