1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61300007
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
菊地 康明 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (20018047)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 萃 京都教育大学, 助教授 (30025069)
中井 眞孝 仏教大学, 文学部, 教授 (00066424)
椙山 林継 国学院大学, 日本文化研究所, 助教授 (90158973)
金子 裕之 奈良文化財研究所, 平安宮跡発掘調査部, 考古第1調査室長 (10000499)
岡田 精司 三重大学, 教育学部, 教授 (20103004)
|
Keywords | 神社の總合研究 / 神社と道教 / 神社と佛教 / 神社と民俗行事 / 国家と宗教 / 祭祀と葬喪儀礼 / 他界観の変遷 |
Research Abstract |
今年度は大規幹な合同調査(壱岐・対馬)を1回実施したほかは,各分担者の研究成果の中間発表討論会に主力を注ぎ,その他小規模な合同・個別の調査旅行を実施した. 以下月日順に列挙すれば次のとおりである. 1.5月12日,京都上賀茂神社の御蔭神事の見学・参賀者岡田ほか4名. 2.5月15日 京都下賀茂神社の蔡祭りの見学・参加者菊地ほか5名. 3.「航海安全と古代祭祀」,(2)岡田精司「神社の起源」(スライド使用),(3)菊地康明「春日信仰の成立」ー鹿島・香取神の上洛と中臣氏の関係,(4)椙山林継「香取社の大饗祭」(スライド使用). その後今後の調査日程など. 4.8月6〜8日,壱岐・対馬の合同調査.参加者10人.壱岐24座・対馬29座の式内社をマイクロ・バスで見て回わった. 論社も見学した. その他に岩座(いのくら)も出来るだけ訪ね,原始的な神社の研究に得る所が大きかった. また代表的寺院,国分寺跡(調査中)なども見学した. 対馬は近世の官社復興運動の影響で整備されているのに対し,壱岐ではそういう後世の影響が少なく,官社衰退後の姿がよく残されていて大変参考になった. 翌9日菊地のみ宗像大社を調査. 5.12月22日.研究報告会.京都おいけ会館.参加者6人.報告(1)金子裕之「日本に於ける人形の成立」,(2)和田萃「をち水考」.豊楽院跡見学. 6.3月23.24日,研究報告会.大阪なにわ会館.参加者8人.報告(1)中井眞考「神仏習合思想の展開」,(2)矢野建一「武藏における官社の成立」.難波宮跡八角堂跡の見学(発掘中),王造神社・牧方市交野〓祀遺跡・百済寺跡などの見学. この他分担者各自の個別調査をそれぞれに実施している.
|
Research Products
(8 results)
-
[Publications] 岡田精司: 日本書紀研究. 16. (1987)
-
[Publications] 岡田精司: 明日香風. 22. (1987)
-
[Publications] 中井真孝: 日本学. 9. (1987)
-
[Publications] 和田萃: 日本の古代. 12. (1987)
-
[Publications] 和田萃: 日本の古代. 14. (1987)
-
[Publications] 矢野建一: 史苑. 46-12. (1987)
-
[Publications] 岡田精司: "古代伝承の鹿-大嘗祭祀復元の試み「古代史論集」" 直木孝次郎先生古稀記念会, (1988)
-
[Publications] 和田萃: "大神と石上" 筑摩書房, (1987)