1986 Fiscal Year Annual Research Report
生命倫理に関する一般理論の構築と方法論の開発のための基礎研究
Project/Area Number |
61300018
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
坂本 百大 青山学院大, 経済学部, 教授 (00082660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 尚武 千葉大学, 文学部, 教授 (10011305)
藤本 隆志 東京大学, 教養学部, 教授 (20001795)
小泉 仰 慶應大学, 文学部, 教授 (00051087)
古川 俊之 東京大学, 医学部, 教授 (20101082)
渡辺 格 北里大学, 衛生学部, 教授 (10050858)
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Keywords | 生命倫理 / バイオエシックス / 哲学的検討 |
Research Abstract |
本年度はスタートが大幅に遅れ、また予算額変更も加わり、当初研究計画を変更せざるをえなかった。このために12月17日,翌1月14日の二回、本年度並びに次年度の基本的研究方針策定会議を行った。その結果、当初予定していた生命倫理関連資料収集および整理を縮小し、実際にそうした作業を実施中の千葉大学教養部総合講座「バイオエシックス」を与えている主要メンバーの助力を仰ぎ(尚、本研究分担者千葉大加藤尚武教授もメンバーの一人である)、哲学的倫理学的問題を徹底的に整理・検議し、今後の生命倫理に関する一般理論構築のための基礎的資料を作成することを主要目標と定めた。これを受けて2月7日8日の二日間、日本ユニバック研修センターにおいて、招待参加者四名(千葉大総合講座の主要スタッフ三名、広い立場で生命倫理門題にかかわってこられた慶應大学沢田允茂名誉教授)と哲学・倫理学関係の研究分担者五名とで徹底した議論を実施した。このうち主要な討議や議題に関する小講演部分の記録(総計約11時間弱)については原稿に直して研究記録を作成した。次年度ではこうした研究成果を踏まえ、実際に生命倫理問題に関心を寄せている非哲学・倫理学系の研究者、関係者の中に入り、純粋理論面からではなく、むしろ実践に役にたつための基礎研究を展開する予定である。
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