1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61301026
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
原田 勝弘 明学院大, 社会学部, 教授 (40062153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下田平 裕身 信州大学, 経済学部, 教授 (20086979)
平岡 公一 明治学院大学, 社会学部, 専任講師 (10181140)
水谷 史男 明治学院大学, 社会学部, 専任講師 (90157503)
渡辺 雅子 明治学院大学, 社会学部, 助教授 (50130852)
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Keywords | 社会階層構造 / 階級 / 繁栄と豊かさ |
Research Abstract |
本年度は、当該研究の初年度にあたり、従来から進めてきた国際比較プロジェクト日本チームとしての準備作業に引き続き、参加各国の研究チームと連絡をとりつつ、研究計画に従って日本における本格的な実態調査を実施した。調査の主たるねらいは、職業、職場内地位、所有関係などを中心とする階層・階級構造と、「中流」意識的豊かさから円高不況・雇用不安へと推移する国民生活意識の実態把握とにある。調査は、62年2月から3月にかけて東京を中心とする首都圏内50地点より計2000サンプルを抽出し、80項目以上に及ぶ質問票による面接法で行なわれた。また、これと併行して首都圏以外の地域のいくつかについても、次年度に予定される補足調査のため資料収集等を行なった。調査票の作成の過程では、国際比較プロジェクトの参加各国チーム、特にアメリカとイギリスの研究者と細部に至る検討、討論を経て各国ごとの社会的背景を考慮しつつ、有効な比較分析のための可能性と集計計画を立案する作業を進めた。 調査は現在ひとまず終了したところであるが、必ずしも十分な回収率を得られていない。日本における社会階層の全体像を推定するという意図からすれば、できるだけ広範に、各階層をカバーする必要があるが、近年の大都市地域におけるこの種の調査の実施上の困難性(不在者、拒否、移動等の増加)の前に、ようやく30%を超える回収率である。現在、回収率を高めるため、不在者の追跡、再調査を進めながら、データの点検と整理作業が進行中である。また国際比較プロジェクト参加各国よりそれぞれの調査結果や作業論文が送られてきているので、日本チームの調査集計作業と併行して、順次比較検討し、紹介発表の準備を進めている。
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Research Products
(2 results)