1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61301052
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
江川 清 国立国語研究所, 言語行動研究部, 室長 (30000425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 亮一 国立国語研究所, 言語変化研究部, 室長 (00000406)
杉戸 清樹 国立国語研究所, 言語行動研究部, 室長 (10099913)
米田 正人 国立国語研究所, 言語行動研究部, 主任研究官 (20000432)
南 不二男 国立国語研究所, 日本語教育センター, センター長 (70014488)
野元 菊雄 国立国語研究所, 所長 (40000400)
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Keywords | 北海道 / 地域社会 / 言語生活 / 共通語化 / 大都市 / 継続調査 / 無作為抽出 / 単身赴任者 |
Research Abstract |
3年計画の第2年次として, 下記の臨地調査および研究を行った. 1.札幌市民への言語生協調査 61年度に富良野市で実施した農村型地域社会での言語生活調査と比較することを目標に,北海道の都市型地域社会の代表である札幌で,無作為抽出により500人の市民を対象にして,留置アンケートと個別面接による調査を実施した. 補充調査を含めて351人(70.2%)から回答を得た. 2.札幌への単身移入者への言語生活調査 大都市札幌の言語状況を考える上で注目される,札幌に単身で移入して暮す勤労者や学生を対象にして,アンケート調査を実施した. 162人の回答を得た. 3.調査結果の集計・整理 61年度を含めてこれまでに完了した各調査について,結果の整理を進めた. 詳しい録音チェックを必要とする発音・アクセント項目を除いて,大部分の質問項目関するデータの電子計算機入力を完了し,基本的な集計表の出力などの集計作業を進めた. 4.富良野調査の中間報告講演会の開催および札幌調査の一部報告 富良野調査に関して,富良野市との共催で中間報告講演会を開催し,これまでにまとまった結果の一部を発表報告した. また,札幌調査についても,国立国語研究所公開研究発表会で一部の中間報告を行った. 5.高校生調査の準備,その他 次年度に高校生を対象にして全道的に実施する予定の言語調査の調査内容を確定し,調査票印刷などの準備を進めた. このほか,企画検討のための会議を随時開いた.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 野元菊雄: 富良野のことばをめぐって-富良野言語調査の中間報告. 2-4 (1987)
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[Publications] 米田正人: 同上. 5-10 (1987)
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[Publications] 杉戸清樹: 同上. 11-15 (1987)
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[Publications] 小野米一: 同上. 16-22 (1987)
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[Publications] 相澤正夫: 地域語の変容とその研究法. 13-17 (1987)