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1986 Fiscal Year Annual Research Report

企業内教育訓練制度の国際比較

Research Project

Project/Area Number 61301067
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

小池 和男  京大, 経済研究所, 教授 (50022463)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村松 久良光  南山大学, 経済学部, 助教授 (70022473)
脇坂 明  岡山大学, 経済学部, 講師 (90158600)
猪木 武徳  大阪大学, 経済学部, 助教授 (00107111)
橘木 俊詔  京都大学, 経済研究所, 教授 (70112000)
三原 泰煕  長崎大学, 経済学部, 教授 (20039457)
Keywords職業訓練 / 企業内訓練 / OJT / Off-JT / 技能形成 / 人材形成 / 知的熟練
Research Abstract

1.ホワイトカラーの教育訓練については、女子を中心に調査をおこなった。女子の管理職は今後ますます増えていく。彼女らがどんなキャリアをつんでいるかをききとりした。冨田は生産職場をたずね、ブルーカラーの女子管理職の経験を明らかにした。脇坂と中村は第三次産業、特にスーパーを中心に、女子管理職のキャリアをききとりした。
2.ブルーカラーの知的熟練形成を担当した小池、村松、久本は愛知県の大企業2社、関連中小企業6社の計8社をたずね、10の職場でききとりした。業種は製造業の機械職場と組立職場である。技術のタイプを大まかに、量産型と非量産型に分け、企業規模および技術の類型によってブルーカラーの知的熟練形成に差があるかをみようとした。その結果(1)大企業においては量産・非量産を問わず、ブルーカラーの大多数が知的熟練を習得していること、(2)中小企業では、非量産型職場のブルーカラー労働者は比較的よく知的熟練を有していること、(3)それに対し量産職場では難しい仕事をやる人と単純な仕事をやる人が分かれているケースがみられること、の3点が明らかになった。また、知的熟練形成のためには実地方式(OJT)だけでは不十分で、3-4日の短いOJTを適宜挿入して、OJTでえた知識のまとめをすることが重要だと指摘された。
3.ヨーロッパ諸国の企業内教育訓練については、服部がイギリスの大手化学会社ICIをたずね、企業内職業訓練センターの内容とそこでの訓練が企業内にどういう影響を与えているかをききとりした。
4.経済史にあらわれた技能伝播研究のサーベイを通して、猪木は、技能が伝わるためには人と人との接触がたいへん重要であることを明らかにした。

URL: 

Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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