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1986 Fiscal Year Annual Research Report

イノベーションと企業者精神に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61301076
Research InstitutionHitotsubashi University

Principal Investigator

今井 賢一  一橋大, 商学部, 教授 (80017467)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野中 郁次郎  一橋大学, 商学部附属産業経営研究施設, 教授 (30065437)
平田 光弘  一橋大学, 商学部附属産業経営研究施設, 教授 (40017489)
佐久間 昭光  一橋大学, 商学部附属産業経営研究施設, 教授 (10092628)
片岡 寛  一橋大学, 商学部, 教授 (80017483)
伊丹 敬之  一橋大学, 商学部, 教授 (90017492)
Keywordsイノベーション / 企業者精神 / 研究開発 / 企業組織 / ネットワーク / トップ・ミドルマネイジメント / 市場・組織 / グローバリゼイション
Research Abstract

本年度は当初の研究計画にもとづき、研究分担者の全員参加による研究会をほゞ2ケ月に1回の割合で開催してきた。この研究会ではまづ「イノベーションと企業者精神」に関する内外の経営学、経済学の基本的な文献のサーベイを行ない、論点を整理し、理論化のための討議を重ねてきた。
ここでは、現在のイノベーションは発明家などの個人によってではなく、制度化された研究開発組織を中心に企業組織全体によって、またさらには共同開発などの型をとる企業間組織によって遂行されているという基本的な共通認識の上に立って、組織における企業者精神の問題を分析することになった。具体的には企業におけるイノベーションでは、トップマネジメントだけではなくミドルマネジメントの企業者精神の発揚が重要な問題となってくるのである。
そこでこの問題に体系的にアプローチするために研究分担者を4つのグループに分けて、半導体,エレクトロニクス,コンピュータ,精密機械,バイオテクノロジー,鉄鋼,自動車などの分野における日本の代表的な革新的企業を対象にして、トップ・ミドル・マネジメントに対して幅広いインタビューを行ないそれぞれの機能およびその連結を明らかにする事例研究を積み重ねていくことにした。この事例研究は現在すでに進行中であり、ここで得られた諸データはコンピュータ処理を含めて体系的に蓄積されつつある。
本年度の最後の研究会では進行中の事例研究の成果を持ちより討議を行ない、この場でいくつかのワーキング・ハイポセシスが提供された。そしてこれらの仮説をさらに検証するために次年度においてもさらに事例研究を積み重ねて、その整理を行なう上でさらに「イノベーションと企業者精神」に関する一般的な理論的フレームワークを構築していくという方向性が確認された。

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Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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