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1986 Fiscal Year Annual Research Report

経済会計の発展と経営分析への適用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61301077
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

能勢 信子  神戸大, 経済研究所, 教授 (40031380)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 関口 秀子  神戸大学, 経済経営研究所, 助手 (70031391)
民野 庄造  神戸大学, 経済経営研究所, 講師 (30031389)
河野 正男  横浜国立大学, 経営学部, 教授 (50049607)
中村 宣一郎  大阪大学, 経済学部, 教授 (10068083)
合崎 堅二  国学院大学, 経済学部, 教授 (40054944)
Keywords経済会計と企業会計 / 地域勘定 / 付加価値 / 実質利益 / 資本利得 / 社会原価 / 企業財務データ / 経済会計データバンク
Research Abstract

本研究は当初計画の通り、いくつかの角度から次のように分析を進めた。
1.経済会計の枠組の検討:企業会計に対する適用を考慮した経済会計システムには、1950年代から最近のラッグルスらに見る英米型の調整方法と、プラン・コンタブルに見る経済会計システムに企業会計を包攝するフランス型の統一化の方法がある。前者は概念上可能であるが実践上障害があり、後者は概念上、実践上共に可能であるが実用化は特定の社会制度の国に限られる。二つの会計の交流上の隘路は、合崎により指適され、能勢は現行SNAとESAの最近の接近傾向を検討,実質利益,付加価値を中心とした経済会計の枠組と企業会計データを経済会計基準に修正する方法とを提示した。これは、さらに中村により検討せられた。
2.この枠組に即した各個研究がフランスの余剰計算書を拡張し、機能別に分析的利用にあてるのが小関の研究であり、「拡張および機能的余剰計算書の展開」と題し本年会計研究学会大会で報告の予定である。
3.社会原価モデルを測定する社会勘定は、原田,合崎,矢部により勘定設計がなされ、本年度は「支払われた社会原価」についての発表がなされた。4.河野,小口らによる地域の社会勘定グループは、地域水系別原水単価の計算を総括し、小口は「水の会計学」の題目で発表(印刷中)を行った。
5.地域の会計と経済会計の接点である都市圏の土地の資本利益(損失)の推計が首都圏と大阪圏を対象として能勢,関口によりなされ、結果は本年の国際所得・国富学会大会で報告の予定である。
6.各国企業の可読型財務データの収納作業が民野によりなされた。
以上は本年度研究成果の一部であり、この以外にも研究参加者の研究が進行しており、62年度には論文集と経済会計データバンクが作成される予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 能勢信子: 経済経営研究年報. 36(【II】). 1-23 (1987)

  • [Publications] 小口好昭: 経済学論纂. 27巻6号. (1987)

  • [Publications] 河野正男: 会計. 131巻1号. 42-61 (1987)

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Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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