1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61301080
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Research Institution | Tokyo Keizai University |
Principal Investigator |
田中 章義 東京経大, 経営学部, 教授 (50096418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森川 八洲男 明治大学, 商学部, 教授 (00061929)
興津 裕康 近畿大学, 商経学部, 教授 (00079279)
平林 喜博 大阪市立大学, 商学部, 教授 (50047106)
櫻井 通晴 専修大学, 経営学部, 教授 (30083596)
久野 光朗 小樽商科大学, 商学部, 教授 (30002968)
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Keywords | 日本の会計学の発展 / 日本の会計学 / 日本の会計学史 / 日本の会計学者 / 会計理論 / 会計制度 |
Research Abstract |
1.研究の目的 すでに100年をこえる日本の会計学研究は、いかなる理論的成果と独自性をもっているのだろうか。残念ながら、この点についての確認は、まだ充分におこなわれていない。本総合研究は、会計理論研究の担い手であった、わが国会計学界の長老諸先学に直接インタビューして、それぞれの理論形成の経緯について聞き、そのテープと速記録をつくり、日本の会計学の成果を継承・発展させる上での基礎資料ををつくることを目的とする。 2.研究の進行 昨年10月8日に補助金交付内定通知をうけてから、約5ヶ月間ではあったが、次のような作業をおこなった。(1)インタビューイーの選定と依頼 数年にわたり研究分担者会議を開き、候補者をあげ、その中から満70才以上の次の方々にインタビューイーとして依頼した。●黒沢清,田島四郎,松本雅男,西野嘉一郎,●岡部利良,沼田嘉穂,●馬場克三,近沢弘治,井上達雄,●阪本安一,●鍋島達,宮上一男,戸田義郎,番場嘉一郎,●浅地芳年,●小島男佐夫,中村万次,青木茂男(18名)(2)インタビューの実施 各インタビューイー毎に研究分担者の中から責任者をきめて、研究会などの準備に入り、今年度は上記●印の7名について実施した。なお、ほとんどが2〜3月に実施したので、内容のとりまとめには至っていない。 3.次年度の研究計画 残りの11名についてのインタビューをおこなうと同時に、テープをワープロで活字化したい。活字にしないかぎり、貴重な証言も学界の共有財産とはなり難いからである。しかし、テープの活字化には、ワープロを使ってもかなり費用がかかるので、予算からみて全部可能かどうか危ぶまれるところである。
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