1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61302011
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
田原 博人 宇都宮大, 教育学部, 教授 (50012878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 一成 愛知教育大学, 助手 (70144178)
井上 允 東京大学, 東京天文台, 助手 (10151622)
高原 文郎 東京大学, 東京天文台, 助手 (20154891)
祖父江 義明 東京大学, 理学部, 助教授 (10022667)
土佐 誠 東北大学, 理学部, 助教授 (50022728)
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Keywords | 銀河中心核 / クエーサー / 電波銀河 / ブラックホール / 宇宙ジェット / 時間変動 |
Research Abstract |
関連する研究会等を開催するとともに、以下のような成果が得られた。 (1)活動的銀河中心核のエネルギー発生機構として、Kerrブラックホールに向うアクリーション流によって、強い磁場がブラックホール周辺に形成される際、大量の対創生が起きうることが示された。 (2)10GHz観測をもとに、電波源の形成、進化について研究を進めるとともに、銀河系外電波源の統計的な性質をビームモデルに基づいて調べ、電波銀河にも相対論的ビームが存在することを提案した。 (3)数個のBL Lac型天体について偏波・偏光特性の変動を観測し、数日の時間スケールで非常に良い相関が見つかった。またセイファート銀河、KUG天体、クエーサーについてスペクトル観測を進める等成果を得た。さらにBLLac型天体MKn421の多周波同時観測の結果について理論的な検討を進めた。 (4)銀河面に垂直に走る大規模磁場は、銀河の進化とともに中心部へ集中し、ジェット現象に関与することや円盤の回転がヘリカルにねじれる際に発生した磁気力によってジェットが形成されることがわかった。また密度波によるガスの圧縮・膨張によって、渦状腕は銀河磁場のダイナモ効果を促進すること、分子雲の形成にともなう乱流拡散によって放出された磁場が銀河ガス円盤を膨張させること等が明らかになった。 (5)銀河中心核周辺で起るバースト的星生成によるエネルギー放出率と重力エネルギーにより、銀河風型と崩壊型に進化する等、爆発的な星形成やそのエネルギー放出機構に関する研究が進んだ。 (6)米欧と組んだミリ波VLBI及び宇宙研やNASA等と共同してスペースVLBIを成功させる等、VLBI観測に大きな成果が得られた。 (7)その他、観測装置の開発、データ解析のためのソフト開発 進められた。
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Research Products
(24 results)
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[Publications] M.Tosa: Publ.Astron.Soc.Japan.
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[Publications] Y.Sofue: Publ.Astron.Soc.Japan.
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[Publications] Y.Sofue: Publ.Astron.Soc.Japan. 39. (1987)
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[Publications] K.Morita: Astrophy.Space Sci.121. 105-125 (1986)
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[Publications] Y.Yoshikawa: Progress Theor.Physics. (1987)
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[Publications] R.Ikeuchi: Astrophys.Journal. 312. 485-496 (1987)
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[Publications] J.Hanami: Astron.Astrophys.
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[Publications] S.Sakasita: Publ.Astr.Soc.Japan. 38. 879-894 (1986)
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[Publications] K.Shibata: Publ.Astr.Soc.Japan. 38. 631-660 (1986)
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[Publications] K.Shibata: Publ.Astr.Soc.Japan. 39. (1987)
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[Publications] T.Yoshida: Publ.Astr.Soc.Japan.
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[Publications] K.Tomisaka: Astrophys.Journal.
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[Publications] K.Morisawa: Mon.Notice Roy.Astron.Soc.
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[Publications] M.Tsuboi: Astron.Journal. 92. 818-824 (1986)
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[Publications] K.Aizu: Astrophys.Space Science. 119. 257-261 (1986)
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[Publications] F.Makino: Astyrophys.Journal. 313. (1987)
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[Publications] Y.Sofue: Publ.Astr.Soc.Japan.
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[Publications] G.S.Levy: Science. 234. 187-189 (1986)
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[Publications] H.Maehara: Annals Tokyo Astron.Obs.21. 85-106 (1986)
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[Publications] H.Maehara: Publ.Astr.Soc.Japan. 39. (1987)
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[Publications] S.Kikuti: Publ.Astr.Soc.Japan. 39. (1987)
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[Publications] S.Ichikawa: Publ.Astr.Soc.Japan. 39. (1987)
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[Publications] N.Kawano: Trans.IECE Japan. E-70. (1987)
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[Publications] T.Daishido: Astrophys.Space Sci.118. 467-469 (1986)