1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61302038
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀 幸夫 東大, 工学部, 教授 (00010588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 雅伸 日本電気株式会社, 中央研究所, 研究員
金子 覚 長岡技術科学大学, 機械系, 助手 (90161174)
加藤 孝久 東京大学, 工学部, 助教授 (60152716)
田中 正人 東京大学, 工学部, 教授 (10011131)
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Keywords | 磁気ディスク / 振動計測 / レーザー光干渉 |
Research Abstract |
1.レーザー光干渉の原理を用いて磁気ディスクヘッドの振動計測系を設計した。当初はレーザードップラー振動計(DANTEC社)を購入する予定であったが、これは高価であり(720万円)交布金額を越えるためにやむを得ずレーザー光干渉の原理を用いることとした。ただし、新しいアイデアを入れて測定光学系を設計し、ターゲットの反射率が時間的に変動しても振動計測が可能であるようにした。 2.光学機器(レーザー光源,偏光板,レンズなど)および環境機器(クリーンブース,除振台)、測定機器(センサ,アンプ,フィルタ,データ処理用マイクロコンピュータ)を購入して測定系を製作した。3.データ処理用コーティリティーを開発した。 4.単純な微小振動系を設計・製作して、新しい光学測定系の信頼性を検証することとした。 5.予備実験を数多く行い、光学測定系を改良した。そして、本研究で導入した測定系で微小変位が正しく測定できることを確認した。 6.来年度は実機に近い磁気ディスクドライブの実験装置を設計・製作してヘッドの振動計測を行う計画である。
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