1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61304011
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
速水 格 東大, 理学部, 教授 (80037184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加瀬 友喜 国立科学博物館, 研究官 (20124183)
山口 寿之 千葉大学, 理学部, 助教授 (10101106)
市川 健雄 東京大学, 理学部, 助手
大路 樹生 東京大学, 理学部, 助手 (50160487)
阿部 勝巳 東京大学, 理学部, 助手 (80151091)
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Keywords | 古生物 / 大型無脊椎動物化石 / タイプ標本 / 記載標本 / データバンク / カタログ / パーソナルコンピューター / 資料館 |
Research Abstract |
交付申請書の研究実施計画に従い、昭和61年度に次の作業を行った。 1.昭和61年10月18日に東京で組織全体の研究会を開き、各機関における古生物(特に大型無脊椎動物)のタイプおよび記載標本の実態に関する情報を交換するとともに、保全のあり方、データバンクおよび目録作成のための具体的な研究の進め方を決定した。昭和62年1月31日には静岡で、各研究機関での作業の進行状況を報告しあい、この種の研究が永続的に必要であるとの結論に達した。 2.交付申請後直ちに始めた、これまでに出版された古生物の記載論文で扱われた原標本が各機関でどのように保全されているかの概要調査を、各分担者から62年1月末までに提出して貰い、主要な研究機関でのタイプ標本の実態がほぼ明らかとなった。その結果は代表者のもとで集計中である。 3.限られた年限では古生物標本をすべて整理することは人手・スペースの関係で到底望みえないが、最低限タイプおよび記載標本を東大資料館で行っているように文献別で整理して、一般標本と区別して保全することが適当であるとの合意があり、各機関でこの方向で作業を始めている。 4.パーソナルコンピューターおよび付属品・消耗品を購入して、全国のタイプおよび記載標本に関する情報を入力する準備が整った。 5.代表者および一部の分担者が本総合研究の組織以外の研究機関・部局に出張して上記の作業にあたった。 6.東京大学の当該標本については、主に市川健雄が整理を進め、既整理の分と合わせて合計約15,000点のタイプおよび記載標本の登録を終り、カタログの原稿を作成した。現在代表者のもとで、原稿を推敲中である。
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