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1986 Fiscal Year Annual Research Report

湿潤地帯における補給型畑地潅漑の成熟化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61304027
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

小出 進  東大, 農学部, 教授 (60003745)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石川 重雄  日本大学, 農学部, 講師 (30147673)
河野 英一  日本大学, 農学部, 助教授 (20096811)
江崎 要  明治大学, 農学部, 教授 (00146523)
駒村 正治  東京農業大学, 農学部, 助教授 (60078194)
冨田 正彦  東京大学, 農学部, 助教授 (60074051)
Keywords畑地灌漑 / 保水性 / 吸水ポリマー / 自記式テンシオメータ / ファームポンド
Research Abstract

昭和61年度は、当研究計画の初年度にあたり、第一回研究打ち合わせ会(1986年5月31日、東京大学農学部農業工学科会議室で開催)で、各研究分担者に割り当てられた分野の研究を進めている。とりわけ、研究初年度のため各種データ収集に重点がおかれている。例えば、谷口は北海道各地における畑地灌漑の実態分析のためのデータ収集を行なった。その調査対象として女満別・富良野地域の草地・畑地を設定した。軽部・中石らは茨城大学実験圃場の裸地2ケ所にテンシオメータを設置し、土壌水分張力を測定した。岡本・広田らは畑地灌漑の投資効率を評価するためのデータとして、ポンプ運転中のデータを収集した。
また、長谷部・荻原らは青森県津軽地方のリンゴ生産地域を対象として、北東北地方のリンゴ園土壌を水環境的に把握することにより、保水性及び水消費の特性からかんがい必要度の程度を検討した。矢橋は近年新しく開発された新素材の高吸水性ポリマー(高分子化合物の一種)を畑作地帯における灌漑用水量節減のために、畑地土壌の物理性改良剤として用いて、その保水剤としての有効性を実証するための実験を開始した。その他に、鈴木はファームポンドの機能を評価すべく、具体的事例調査及びその解析を行った。
以上の様に、各研究分担者の個々の研究課題は分析されつつあるが、まだ定置観測に供する予定であった多点式自記テンシオメータの製作に手間どり本年度はデータは得られていないが、自記計の定成及び観測圃場の整備のメドもついたので、62年度の観測は充実したものになると思われる。なお、昭和61年度の研究業績は中間報告書として公表される。

URL: 

Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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