1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61307005
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
飯島 俊郎 東京工大, 工学部, 教授 (40016283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 光雄 三重大学, 教育学部, 教授 (40020177)
山田 仁穂 熊本大学, 工学部, 教授 (40040349)
北尾 悌次郎 大阪府立大学, 工学部, 教授 (10081324)
徳丸 克己 筑波大学, 化学系, 教授 (60011491)
飛田 満彦 東京都立大学, 工学部, 教授 (60087301)
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Keywords | 色素材料 / 機能性色素 / 耐光堅牢性 / 光退色 / 色彩計測・評価 |
Research Abstract |
色素材料の各種固体高分子基質系および色素材料として興味がもたれている系における耐光堅牢性について、光化学,材料化学を基盤とする緊密かつ強固な研究組織を作り、次年度の総合研究Aへの申請に焦点を当て、色素材料の耐光堅牢性に関するシンポジウムを開催し、グループ会合を経て全体会議を開いて今後の研究組織を固めた。課題の研究を進めるために、【I】.色素光退色の光学的研究,【II】.色素光退色の有機化学的研究,【III】.繊維染色物の光退色に及ぼす染着状態の効果に関する研究,【IV】.繊維染色物の光退色に及ぼす高分子基質の効果に関する研究,【V】.繊維染色物の光退色に及ぼす共存物質の効果に関する研究,【VI】.色素の分散状態・集合状態と光反応に関する研究,【VII】.色彩の計測・評価に関する研究,【VIII】.デバイス用表示材料色素の耐光性に関する研究のグループに分けて会合をもち、昭和61年9月29日の全体会議で総括討論した。 シンポジウム「色素材料の耐光堅牢性」は、班員2名により、色素の光退色化学に関する基礎事項の講演2件および班員外招待講演者3名により機能性色素の使用面における問題点に関する講演3件、計5件について開催され、染料光退色研究の進め方,応用面で要求される条件について徹底した質疑応答が行われた。講演題目および講師は次のとおりである。記録用色素の耐光堅牢性に関する問題点(保土谷化学・中央研究所・權田通博),カラー写真用色素の光安定性(富士写真フイルム・足柄研究所・古舘信生),有機顔料の耐光性(東洋インキ・富士工場・前嶋満洲彦),染料の光退色における一重項酸素の働き(大阪府立大・工学部・北尾悌次郎),染料光退色研究のストラテジー(東京都立大・工学部・飛田満彦)。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] K.Hamada;S.Take;T.Iijima: J.Chem.Soc.Faraday Trans.【I】.82. 3141-3148 (1986)
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[Publications] 戸田玉子,飛田満彦: 繊維学会誌.
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[Publications] H.Hamaguchi;M.Tsuchiya;T.Karatsu;T.Arai;K.Tokumaru: J.Am.Chem.Soc.108. 1698 (1986)
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[Publications] H.Oda;T.kitao: J.Soc.Dyers and Colourists. 102. 305-307 (1986)
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[Publications] 山田仁穂,正泉寺秀人,矢上一夫,吉田佳代: 染色加工第120委員会年次報告. 37. 75-78 (1986)
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[Publications] 道明美保子,清水慶昭,木村光雄: 日本蚕糸学雑誌. 55. 338-342 (1986)