1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61307010
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山田 秀明 京大, 農学部, 教授 (30027180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 吉樹 京都大学, 農学部, 教授 (60026424)
栃倉 辰六郎 京都大学, 農学部, 教授 (70026524)
鵜高 重三 名古屋大学, 農学部, 教授 (70023463)
別府 輝彦 東京大学, 農学部, 教授 (80011873)
高尾 彰一 北海道大学, 農学部, 教授 (30001382)
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Keywords | 微生物機能 / 微生物種の探索 / 遺伝的改良 / 機能開発 |
Research Abstract |
微生物のより高度な機能を総合的に開発し発現機構を解明するとともに、それらを応用して工業的物質生産系を確立するための基礎となる研究を体系的に推進することを目的とし、「重点領域研究」の研究領域を申請するための準備研究・調査を行った。まず、研究分担者連絡会議を重点領域発足準備会議を兼ねて開催しさらに数度にわたる研究打ち合せを行い、公開シンポジウムの企画ならびに重点領域申請書の作成を行った。 公開シンポジウムは昭和61年12月12日京大会館において以下の通り開催した。(1)開会のあいさつ(山田秀明),(2)微生物の生産する糖と脂質の代謝阻害剤(遠藤章),(3)酵母ガラクトース代謝系遺伝子の転写調節機構とその応用(深沢俊夫),(4)シュードモナストルエン分解系オペロンの発現におけるカスケード応答(中沢淳),(5)微生物L-乳酸脱水素酵素のアロステリック特性とその蛋白質工学的変換(太田隆久),(6)化学修飾タンパク質の新展開(稲田祐二),(7)酵母のカルボキシペプチダーゼによるペプチド合成(林力丸),(8)自然界からの有用微生物の探索,特に生澱粉糖化酵素生産菌について(高尾彰一),(9)細菌アミノ酸ラセマーゼの構造,機能と応用(左右田健次),(10)閉会のあいさつ(別府輝彦)。参加者は約100名に達し活発な討論が行われた。 「重点領域研究」の研究領域発足については昨年度末よりの準備に引きつづき、61年9月に内示を受けて以来その企画のための討論を行い、以下の研究班構成を行った。総括班(代表者山田秀明)(A)微生物機能の生態論的解析(高尾彰一)(B)新しい微生物探索系の理論的構築(鵜高重三)(C)有用微生物における遺伝解析系の確立(深沢俊夫)(D)微生物における有用遺伝子の効率的発現(中沢淳)(E)酵素蛋白の計画的改変のための基礎技術の確立(別府輝彦)(F)微生物酵素による新しい物質変換系の開発(山田秀明)
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