1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61307012
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中垣 正幸 京大, 薬学部, 教授 (40025672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲川 勤 明治大学, 工学部, 教授 (60139459)
大矢 晴彦 横浜国立大学, 工学部, 教授 (40017950)
清水 剛夫 京都大学, 工学部, 助教授 (10025893)
星 猛 東京大学, 医学部, 教授 (60004537)
小畠 陽之助 北海道大学, 薬学部, 教授 (80028092)
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Keywords | 人工膜 / 生体膜 / 生体模倣膜 / 機能性膜 / 膜電極 / バイオセンサー |
Research Abstract |
1987年国際膜会議を昭和62年6月8日から12日まで東京に於て開催するに当たり、小畠教授を委員長とするプログラム委員会において、総合講演3件,招待講演14件,シンポジウム講演4件,口頭発表134件,ポスター発表280件から成る合計435件の研究発表について検討し、プログラムを編成した。 膜に関する科学技術の最近の進歩は実に目覚ましいものがあるが、しかしそれらの研究は人工膜と生体膜の2つの分野に分かれて別々に行なわれており、両分野間の交流はあまりなされていなかった。この交流を促進するために日本膜学会が創立され、これを中心にして国際膜会議が行なわれることになったので、この国際会議においても人工膜と生体膜の研究者の交流に重点をおくこととし、そのためにシンポジウムを行なうこととした。その内容について、星教授を座長として検討を重ねた結果、シンポジウムの題は"Biomimetic Membranes"とし、生体模倣膜の発展について西独のRingsdorf教授,担体含有固体膜の発展について京大の清水助教授,機能性膜と膜電極について米国のMurray教授,バイオセンサー用の生体機能膜について東工大の軽部教授に講演を依頼することとした。 またこの国際会議では、前回1984年にイタリーのstresaで行なわれたときからの引き続きとして、2つの討論集会を行なうこととした。1つは世界各国における工業用膜の発展に関するものであり、他は膜の特性化のための用語と基準に関するものである。これらの問題について種々検討の結果、前者は仲川教授,後者は大矢教授を座長として開催することとした。以上のような研究討論の結果として、Second CircularおよびPreliminary Programを作成することができ、これらを関係方面へ配布することができた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Y.Kobatake;N.Koma;T.Shinbo ed.E.Drioli;M.Nakagaki: "Membr.& Membr.Processes". 387-403 (1986)
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[Publications] 小畠陽之助: 数理科学. 277. 23-28 (1986)
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[Publications] Takeo SHIMIDZU;Hiroshi OKUSHITA: Journal of Membrane Sciences. 27. 349-357 (1986)
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[Publications] Takeo Shimidzu;Tomokazu Iyoda: Membrane. 11. 71-82 (1986)
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[Publications] Masayuki NAKAGAKI;Hiroaki KOMATSU;Tetsurou HANDA: Chemical and Pharmaceutical Bulletin. 34. 4486-4493 (1986)
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[Publications] 半田哲郎;中垣正幸: ファルマシア. 22. 1356-1357 (1986)