1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61308002
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
吉田 正夫 岡山大, 理学部, 教授 (50032793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 栄 東京大学, 教養学部, 教授 (50011515)
江口 英輔 横浜市立大学, 文理学部, 教授 (90046003)
内海 博司 京都大学, 放射線生物研究センター, 助教授 (20025646)
伊藤 隆 東京大学, 教養学部, 教授 (00012245)
古谷 雅樹 東京大学, 理学部, 教授 (50011482)
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Keywords | 光生物学の新しい研究方向と課題 / 光生物学国際会議 / 日本光生物学協会 / 国際光生物学協会 / シンポジウム |
Research Abstract |
本研究の課題は、まず光生物学の新しい研究方向と課題について討議し、その中から、1992年度に予定される光生物学の国際会議を日本に招致するかどうか、もしそのことが可能とすればその方法,体制などについて調査することであった。我が国には、国際光生物学協会に対応する組織として、日本光生物学協会がある。その委員は、光生物学に関連する13の学会・研究会の代表者である。1986年度の会長は古谷教授で、そのあと伊藤教授が引き継いでいる。また1986年度の委員はすべて、代表者も含めてこの研究課題に参加している。本研究課題にもとづく研究調査は、ほとんどすべて協会に対する 問、あるいはその事業として行って来た。まず研究方向と課題については、「光生物学の新しい研究方向と展望」という課題によるシンポジウムを行った。3回の準備の上に立って、シンポジウムの内容及びそれに応しい課題提供者を決定、12月13日(土)京都大学楽友会館においてアメリカ人一人を含む7人の講師によるシンポジウムを行った。約60人が参加し、活溌な討論が行なわれ、所期の目的は達成された。そのときの講演要旨集を別に添える。一方、我が国での国際会議開催の可能性については、初期の段階においてまず、伊藤教授を委員長とする5人より成る小委員会が設けられ、高い見地からの検討がなされた。この委員会からは、国際会議にはある程度前向きに考えてもよいのではないか、という答申が出された。一方この間、国際光生物学協会の方からこの問題についての打診があり、10月25日及び12月12日の二回にわたる研究連絡会議における討論を経て十分に状勢を検討した上で、夏までに決定することとなった。その調査検討のための委員長は京都大学武部啓教授に依頼、受諾された。本代表者及び二人の分担者を含む委員会により、3月中に方針を打ち出す作業を進めている所である。
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[Publications] Watanabe,T;M.Yoshida: Experimental Biology. 46. 67-73 (1986)
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[Publications] 伊藤隆: FEBS Letters. 206. 151-153 (1986)
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[Publications] 内海博司: Radiation Res.107. 95-106 (1986)
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[Publications] 針山孝彦 V.B.マイヤーロコウ 江口英輔: J.Exp.Biol.123. 1-26 (1986)
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[Publications] Takashi Ohno;Kazuhiko Satoh;Sakae Katoh;加藤栄: Biochimica et Biophysica Acta. 852. 1-8 (1986)
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[Publications] Kazuo Takeda et al.;徳永史生: Photobiochem.Photobiophys.(1986)
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[Publications] 水野信行(ed.by O hayaishi;s.Imamura;Y.Murachi): "The biological role of reactive oxygen species in skins" University of Tokyo Press, 465-6971-7 (1986)
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[Publications] 日本生物物理学会 編,徳永史生: "生命科学の基礎5 生体分子系を測る 視物質の光構造変化" 学会出版センター, 21(202) (1986)