1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61308022
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
青木 延雄 医科歯科大, 医学部, 教授 (20048937)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広瀬 茂久 東京工業大学, 理学部, 教授 (10134199)
安河内 幸雄 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60037398)
岩永 貞昭 九州大学, 理学部, 教授 (90029942)
村松 正実 東京大学, 医学部, 教授 (10035454)
稲田 祐二 東京工業大学, 理学部, 教授 (40016035)
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Keywords | 血栓症 / 血栓性素因 / 血液凝固 / 血液凝固制御調節機構 / 線溶 / 遺伝 |
Research Abstract |
昭和61年8月8日、研究分担者全員が東京医科歯科大学に集り、全体会議を行った。先ず、研究代表者により研究計画の説明が行われ、特に、本研究領域の本邦における共同研究の発展の必要性、可能性について説明があり、本研究が、昭和63年度重点領域研究の申請の準備にもあたることが強調された。また、各研究分担者より、本研究課題に関与する研究の進展状況の説明が行われた。その後、重点領域研究の申請について、分担研究者間において種々の意見が交換され、次の如く準備を進めることに意見が一致した。まず、申請領域名に関しては、本総合研究Bの課題名と同一のものを申請領域名として提出することには批判が多く、他の課題名が討議された。すなわち、現在の研究領域の進展状況より、遺伝子の研究を中心とするより、広く血栓に関与する因子の構造と機能の研究から遺伝子レベル迄を含めた分子生物学的研究とその臨床的応用を研究対象領域とすることが検討された。その結果、「血栓性素因の分子生物学的解析とその臨床応用」を、重点領域研究の申請研究課題名とすることが決定された。分担課題は、血液凝固線溶調節因子の分子異常とその遺伝子の解析,【VIII】・von Willebrand因子・【IX】因子の構造異常と遺伝子解析,外因系血液凝固機構-組織スロンボプラスチンの遺伝子クローニング,血小板凝固因子レセプターの応答機構とその異常症,血管内皮細胞由来の血栓調節因子の機能解析とその遊離機構、の5課題とすることが決定された。また、研究活動の効率的運営とその成果の向上を期して、本総合Bの研究班以外から7名の研究者の参加を得ることとした。各研究課題について、研究推進の中心となることが期待される研究者を、それぞれの課題についての重点領域申請書の作成の責任者とし、以後、数回にわたる連絡会議における討議の末、申請書を作成し、重点領域研究,血栓性素因の分子生物学的解析とその臨床応用の申請を終了した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Shigeru Kimura: Journal of Biological Chemistry. 261. 15591-15595 (1986)
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[Publications] Jun Mimuro: Blood. 69. 446-453 (1987)
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[Publications] Yoshihiko Sumi: Journal of Biochemistry. 100. 1399-1402 (1986)
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[Publications] Jun Mimuro: Journal of Clinical Innestigation. 77. 1006-1013 (1986)
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[Publications] Kenji Wakabayashi: Journal of Biological Chemistry. 261. 11097-11105 (1986)
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[Publications] Yuji Saito: Journal of Biological Chemistry. 261. 1355-1358 (1986)