1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61440011
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
四方 英四郎 北海道大学, 農学部, 教授 (00001389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 輝男 北海道大学, 農学部, 助手 (30142699)
上田 一郎 北海道大学, 農学部, 助教授 (10113523)
飯塚 敏彦 北海道大学, 農学部, 助教授 (50001441)
木下 俊郎 北海道大学, 農学部, 教授 (10001421)
生越 明 北海道大学, 農学部, 教授 (80109503)
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Keywords | 電子顕微鏡 / 核酸 / 遺伝子 |
Research Abstract |
1.イネ黒条萎縮ウイルスのゲノムを抽出して, 10本に分節した遺伝子各々について大きさを決定した. ポリアクリルアミドゲル電気泳動で決定された遺伝子の大きさと比較したところ電顕観察の方が9番目と10番目のゲノムで10%以上大きく測定された. 2.イネ萎縮ウイルスについて, ゲノムのcDNAを合成し, 10番目の遺伝子の全塩基配列を決定した. 電顕観察で測定した同遺伝子の大きさと比較したところよく一致した. 3.イネラギッドスタントウイルスのゲノムのcDNAを合成し, 9番目の遺伝子の全塩基配列を決定した. 電顕観察で測定した同遺伝子の大きさと比較したところよく一致した. 4.植物病原菌Rhizoctonia属の核外遺伝子と思われる2本鎖RNAを電顕観察したところ線状の遺伝子が観察された. 5.スモモより分離されたウイロイド様低分子RNAを純化して電顕観察したところウイロイドに特有の環状分子が観察された. 6.核酸の電顕用試料作成法として, BAC展開法を開発した. 本法は, チトクロームC展開法を較べて, 簡便, 迅速であり, 暗視野観察法と組合せて明暸な電顕像を得た. 7.昆虫病原細菌の結晶性毒素産生遺伝子をコードするプラスミドを, Bacillus thuringensisより抽出し, 電顕観察したところ70Kb.p.の環状DNAが認められた.
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Research Products
(2 results)