1986 Fiscal Year Annual Research Report
口腔Eubacteriumの研究-特にその分布と血清学的特徴,抗原構成成分の解析
Project/Area Number |
61440076
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
星野 悦郎 新大, 歯学部, 教授 (90124619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
子田 晃一 新潟大学, 歯学部, 助教授 (90018755)
佐藤 尚美 新潟大学, 歯学部, 助手 (20018427)
桶谷 修三 新潟大学, 歯学部, 助教授 (90018416)
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Keywords | Eubacterium / 偏性嫌気性菌 / 口腔細菌数 / 抗原多糖 |
Research Abstract |
1.歯垢中よりも高い割合で、Eubacteriumが象牙質う蝕病巣、感染根管壁、根尖部骨髄炎病巣、歯周ポケット内より分離され、う蝕や歯周疾患との関連が示唆された。これらは、E.aerofaciens,E.alactolyticum,E.brachy,E.lentum,E.nodatum,E.saburreum,E.timidumなど多種類にわたっていた。 2.これらの分離菌やATCC対照株の細菌壁抗原多糖を抽出し、その化学構造型を調べた。構成糖として、【C_5】,【C_6】,【C_6】アミノ糖の組み合わせが多くの菌種でみられた。 3.いくつかの菌種に対するポリクロナール抗体を作製し、また、一種類のモノクロナール抗体が作製可能となった。血清型の検討を含めて、免疫学的検討を行う予定である。 4.病巣などから分離されたEubacterium菌種の多くは、蛋白質分解性,アミノ酸分解性を示した。この蛋白質分解性は、病巣組織破壊などと関連する可能性があり、これらの菌の蛋白質分解酵素およびその活性について調べている。また、アミノ酸分解は、従来報告されている分解経路とは異る、嫌気的な反応、還元的脱アミノによる系がみられ、この詳細について調べている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] F.Nakazawa et al.,: Infection and Immunity. 55(4). (1987)
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[Publications] M.Sato et al.,: J.dent.Res.