1986 Fiscal Year Annual Research Report
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61450069
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
芝原 邦爾 東大, 法学部, 教授 (60030615)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 厚 東京大学, 法学部, 助教授 (10107493)
井上 正仁 東京大学, 法学部, 教授 (30009831)
西田 典之 東京大学, 法学部, 教授 (90012509)
松尾 浩也 東京大学, 法学部, 教授 (10012262)
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| Keywords | 過失 / 過失犯 / 事故 / 災害 / 火災 |
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| Research Abstract |
1.第1領域「大型事故と過失犯処罰」、第2領域「火災と過失犯処罰」につき、関連文献・資料(とくに裁判例を中心とした実例)を抽出し、網羅的に収集する作業を行ったが、それは、文献の到着の遅れ等により当初の予定よりも遅れてはいるが、かなりの程度まで進めることができた。
2.収集した実例を各研究分担者が分析する作業と併行して、とくに典型的な10数件を選び出し、研究会において、かなり詳細な実態面にまで立ち入った分析を加える作業を進め、問題点の洗い出しと明確化に努めたが、かなりの程度まで達成することができた。これに関連して、法務省等の関係機関からも事情聴取を行ったが、有益であった。
3.また、事前の行政規制(例えば、第2領域の火災に関する消防法上の規制)のあり方についても検討を加え、刑事規制との関係で生ずる問題点の紋り込みを行ったが、この点についてはさらに検討すべき問題は多いものの、問題の所在をかなりの程度まで明らかにすることができた。
4.以上の作業と併行し、従来の過失犯理論について(因果関係,違法性,責任などの各個別領域にわたり)再検討を加え、新たは理論の可能性について考察を行った。個別の問題については、いくつか新たな知見を得ることができた。
5.今後は、従来の方針を継続しつつ、検討・考察の結果を総合していく予定であるが、とくに文献の到着の遅れによってやや支障を来している理論面の堀り下げにもさらに力を注ぐ予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 山口厚: 法学セミナー. 9月号,31. 122-127 (1986)
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[Publications] 西田典之: 法学セミナー. 11月号,31. 65-69 (1986)
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[Publications] 山口厚: 法学セミナー. 10月号,31. 88-92 (1986)
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[Publications] 西田典之: 法学セミナー. 12月号,31. 82-89 (1986)
