1986 Fiscal Year Annual Research Report
原子核幹板を使った高エネルギー重イオン反応でのハイパー核の生成の研究
Project/Area Number |
61460015
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
志田 嘉次郎 東大, 原子核研究所, 助教授 (30013428)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 俊雄 神戸大学, 教養部, 助手 (50156486)
名越 智恵子 東京大学, 原子核研究所, 教務職 (80092287)
小俣 和夫 東京大学, 原子核研究所, 助手 (00092172)
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Keywords | ハイパー核 / 高エネルギー重イオン / 原子核乾板 / 画像処理 |
Research Abstract |
アメリカ合衆国ブルックヘブン国立研究所のAGS加速器から、核子当り15GeV/cの高エネルギー重イオンビームが61年10月初めて引出された。私達の研究は実験課題831として採択され、62年4月中旬に実施される予定である。若井・村岡等の予言によれば、高エネルギー重イオン反応でのハイパー生成率は百万分の10程度と最近低くめになったので、統計を上げるため9cm×12cmの乾板を用いることとし、4組の照射箱を用意した。またエネルギー依存性を見るため、14GeVと6GeVで照射する予定で乾板は全部で8組製作した。解析能力の向上が、統計精度の点から重要であるので、現有の顕微鏡のステージをパルスモーター駆動に改造し、計算機制御を図った。画像とり込み及び処理の準備も半分程おわっており、後は62年予算で完了する。
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