1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61460021
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
近藤 道也 阪大, 国立大学(その他), 教授 (90028100)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 正義 神戸常盤短期大学, 助教授 (70071397)
福田 共和 大阪大学, 理学部, 助手 (50116092)
藤原 守 大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (00030031)
板橋 隆久 大阪大学, 核物理研究センター, 講師 (20112071)
小方 寛 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (30025324)
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Keywords | 偏極重イオン源 |
Research Abstract |
偏極重イオン源は(【i】)高電離部,(【ii】)荷電変換部(【iii】)真空排気部で構成される。 (【i】)高電離部は電子サイクロトロン共鳴型による加熱装置でプラズマの電子温度を高くすることが可能である。この装置の基本設計製作設計を行ない既存設備の利用を考慮してミラー磁場、及び多極磁場について計算機コードを用いて、その磁場分布を計算し、仕様を決定した。特にミラー磁場についてはミラー比1.5〜2.0まで可変出来る構造とした。多重極磁場は6極或8極のどちらにするかの検討の結果6極磁場とした。共鳴領域についてはいろいろ議論のある点でD/λ(但し共鳴領域の直経をD、共鳴周波数の波長をλとする)22とした。共鳴用真空箱、及び6極磁場用永久磁石支持枠及びビーム引出用電極等の構造を決め製作した。更に電子サイクロトロン共鳴加熱用高周波電源(IMG2505-S型)の仕様を決定し製作、動作試験を完了した。発振出力0.5〜5kw発振周波数2450MHZであった。 又電源と共にアイソレーターの特性,及びパワーモニターの校正曲線を測定した。 【ii】 荷電変換部については、その効率についての詳細な知見を得るためNaの蒸気炉の蒸気圧及び高電離部との結合方法等についてビーム光学的特性等を検討しNa蒸気炉の幾何学形状を決定し製作した。 【iii】光ポンピング用機器としては、パワーモニター,及び光学素子を購入し全体装置との関連を考慮して検討した。又高電離部は高圧〜20kvに設置するため、電源との絶縁が必要であり、その検討を行った。 【iv】真空排気系については、現有設備との関係を議論し到達真空度等について検討した。 【v】装置全体を組立て調整を行った。
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Research Products
(2 results)