1987 Fiscal Year Annual Research Report
CAD/CAM用ソリッドモデルのCSGデータ標準化のための基礎研究
Project/Area Number |
61460090
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
沖野 教郎 京都大学, 工学部, 教授 (30001093)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 広一 京都大学, 工学部, 助手 (90201251)
嘉数 侑昇 北海道大学, 工学部, 教授 (60042090)
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Keywords | CAD / CAD / CAM / CSG / SOLID MODEL / GEOMETRIC MODELING |
Research Abstract |
本研究の目的は,最近必要性の高まっているCAD/CAM用ソリッドモデルのデータ標準化の課題に貢献することである. 最終的には国際的に提案するソリッドモデルのCSG(Constructive Solid Geometry)データの標準化案を作成する. 本年度は3ヶ年の研究期間のうち第2年度に当たる. 昨年度行われた基本調査とこれに基ずいて決定された基本CSGプリミテイブに関して,本年度は昨年度に引き続いて,CSGデータ構造の唯一性保証のための同一面問題の解決,CSGデータからBーRepsデータへの変換法の確立,CSGからCSGへの相互変換技術の確立を理論的検討と実際的プログラム開発の両者によって行った. さらに本年度は新たにマンマシンインタフェースの標準化問題にとり組んだ. そのためにウインドウシステム(固定型)を含むCSGベースCADシステムのプロトタイプ開発に着手した. これを通してCSGソリッドモデラーの形状インプットシステムとして必要な機能や,形状データベースの検索,修正によるモデリング過程の諸問題を検討した. 実際にFORTRAN20000ステップ程度のシステムを開発し,約16種のプリミティブを用いてソリッドモデルを対話的に構築できるようにした. プリミティブをセグメントーパートーユニットの階層構造に構成し,セグメント間は和差積の集合演算による結合,パート間はスライド,ローテーション,フイックスの関係によってそれぞれ構築する. 本年度はこのシステムが標準としての十分な機能をもつかどうかを検討し,修正を加えて,CSG標準案を作成する予定である. なお本年度は研究代表者が北海道大学より京都大学へ配置換えになったので,両大学の共同研究によって開発した.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 城間祥之;沖野教郎;嘉数侑昇: 精密工学会誌. 53-2. 308-314 (1987)
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[Publications] 渡部広一;嘉数侑昇;沖野教郎: 精密工学会誌. 53-2. 315-321 (1987)
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[Publications] 三原和博;嘉数侑昇;沖野教郎: 昭和63年度精密工学会春季大会学術講演論文集. 2. 477-478 (1988)