1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61460129
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
原島 博 東大, 工学部, 助教授 (60011201)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 広次 東京大学, 工学部, 助手 (00107541)
斎藤 隆弘 神奈川大学, 工学部, 助教授 (10150749)
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Keywords | 画像符号化 / ベクトル量子化 / 変換符号化 / テレビ会議 |
Research Abstract |
1.研究の目的 情報化社会における画像メディアとしテレビ会議サービスが注目されている。このテレビ会議システムを実現するための最も重要な課題は、伝送路を有効に利用する高能率画像符号化方式の開発である。本研究は、将来の低ビット画像符号化の一方式として有望視されているベクトル量子化方式に関して体系的な研究を行い、変換領域における新しい高能率符号化方式を開発することを目的としている。 2.研究の概要 (1)テレビ会議画像のモデル化ならびに特徴パラメータ抽出 テレビ会議画像の性質を離散コサイン変換領域でモデル化を行い、画像によらない比較的汎用性の高い統計モデルが設定できることを明らかにした。特に変換係数ベクトルを多次元球称分布でモデル化することにより、ベクトル量子化に整合した特徴パラメータが得られることが示された。 (2)ベクトル量子化の高速化アルゴリスムの開発 高速のベクトル量子化を目的として、新たに直交変換領域における高速ベクトル探索方式を考案した。この方式は特性の劣化なしに高速化が図れることを特徴としている。 (3)画像の多次元モデルに基づく新しいベクトル変換符号化方式の検討上記の検討に基づき、「適応的離散コサイン変換ベクトル量子化方式」、「適応的離散コサイン変換Gain/Shapeベクトル量子化方式」等の方式の提案を行い、その性能に関して詳細な検討を加えた。 3.今後の課題 今後は、画像符号化方式の評価システムの整備を行い、各種方式の比較検討を行う予定である。
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[Publications] 相澤清晴: 東京大学工学部 総合試験所年報. 45. 165-168 (1986)
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[Publications] 中出浩志: 電子通信学会論文誌(B). J69-B. 1102-1110 (1986)
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[Publications] 相澤清晴: 電子通信学会論文誌(B). J69-B. 1156-1159 (1986)
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[Publications] 斎藤隆弘: 電子通信学会論文誌(B). J69-B. 1162-1165 (1986)
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[Publications] 斎藤隆弘: 電子通信学会論文誌(B). J69-B. 1731-1741 (1986)
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[Publications] 斎藤隆弘: 電子通信学会論文誌(B). J69-B. 1849-1852 (1986)