1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61460184
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
貝塚 正光 明大, 工学部, 助教授 (10061988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加治屋 亮一 明治大学, 工学部, 助手 (60062014)
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Keywords | 暖房方式 / 室内空気分布の数値予測 / 乱流モデル / 放射熱授受 / 温冷感指標 / レーザーライトシート / 流れの可視化実験 |
Research Abstract |
1)室内空気分布予測法の数値実験について 各種暖房方式の室内空気・熱環境の数値予測および評価のため、基礎的な研究として、乱流の二方程式モデルとMAC法を適用して数値実験を行ない、格子分割,境界条件,差分スキームについて検討を行なった。また、CG法やGG法による数値計算法に関する検討も進めており、実用化のための準備も行なっている。 2)放射熱授受を考慮した暖房室内の熱環境数値予測について 暖房室内の熱環境をより詳細に把握するためには、室内における放射熱授受を加味した数値予測法が必要となる。そのための基礎的研究としてすでに定式化した壁体間の放射授受を取り扱う方法および人体に対する温冷感指標を人体形状を考慮して計算する方法とを用いて、床暖房と強制対流暖房とを想定した3次元室内に適用し、定常および非定常の試算を行なったところ、両暖房方式の特性の一面が把握できることがわかった。 3)流れの可視化実験および熱環境の計測システムについて 数値予測法の精度検討のため、模型実験を計画し、室内のホルムアルデヒド粉末の流れをレーザー光により写し出し、流れの可視化を実現できる模型実験装置を作製した。予備的な実験として非等温強制対流の可視化を行ない、カメラおよびビデオ装置による撮影を試み、十分流れが確認できる撮影条件などの検討を行なった。その結果、この実験装置により流れの様相が的確に把握できることがわかった。また、すでに構築した熱環境の計測システムにより、模型室内の温度分布を測定し、検討を加えた。
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[Publications] 貝塚正光: 日本建築学会関東支部研究報告集. 33-36 (1986)
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[Publications] 貝塚正光: 日本建築学会大会学術講演梗概集. 環境工学. 727-728 (1986)
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[Publications] 貝塚正光: 日本建築学会大会学術講演梗概集. 環境工学. 729-730 (1986)
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[Publications] 貝塚正光: 空気調和・衛生工学会学術論文集. 533-536 (1986)