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1986 Fiscal Year Annual Research Report

木構造における実大断面構造材の接合工法

Research Project

Project/Area Number 61460212
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

宮島 寛  北海道大学, 農学部, 教授 (60001393)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小泉 章夫  北海道大学, 大学院・農学研究科, 日本学術振興会特別研 (40183040)
平井 卓郎  北海道大学, 農学部, 助手 (20173205)
生田 晴家  北海道大学, 農学部, 助手 (50111159)
上田 恒司  北海道大学, 農学部, 助教授 (60001450)
Keywords合板ガセット / 釘打ち接合 / フィンガージョイント / 木造トラス / 木造ラーメン / 木製【I】型梁 / ウエブ / フランジ
Research Abstract

1.木造トラスの設計については、わが国の建築基準法施行令にもとづきスパン,トラス間隔,傾斜,屋根および天井材料の重量,積雪荷重をディスグレイの表示との対話形式で入力し、使用樹種群および等級を同様に入力することにより、適合部材を自動計算するBASICプログラムを作成した。また、合板ガセット釘打ち方法も明示するものとした。これらの設計手法を実大試験体による実験で、その妥当性を確認した。
2.木造ラーメンにおける合板ガセット釘打ち接合工法については接合部の変形性能と耐力について理論と実験の両面から追求した。
3.実大骨組のフィンガージョイントによる接合工法については、肩部を120°の接合角度とするテーパー部材からなる〓節山形ラーメン試験体を作製し、接合部耐力を試験し、その剛性および最大耐力効率を求めた。さらに接合部の補強としてフィレットを接着併用する場合についても試験し、この場合は接合部で破壊したものは4体中1体であり、その効果が認められた。
4.木製【I】型梁については、本年度はトドマツ間伐木から、材の有効利用の一つとして【I】型梁作製の実験を行った。フランジには太鼓落し材の半割材を、ウエブにはだら挽き材を繊維方向が45°の繊維方向になるよう切断し、その丸身を互に組合せて接着する方法をとった。この【I】型梁は材積的な有効利用となり、かつその耐力も計算どおり期待できることがわかった。来年度は、この改良とその木構造における他部材との接合について研究を進める。
本研究費により購入した大型材料試験装置により一般的な梁の長さである3.65m程度まで試験可能となり、また木造ラーメンおよびトラスも単体で試験できるようになった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 宮島寛: 日本木材学会北海道支部請淀集. 18号. 33-37 (1986)

  • [Publications] 平井卓郎: 北大農演習材研報. 44-4. (1987)

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Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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