1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61460225
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤村 貞夫 東大, 工学部, 助教授 (30010961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 範秀 東京大学, 工学部, 助手 (30182546)
桂井 浩 千葉大学, 医学部, 助手 (00009705)
田中 博 東京大学, 医学部, 講師 (60155158)
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Keywords | 放射型CT / 符号化開口 / 放射性同位元素 / M配列 / 2次元アレイセンサ / 相互相関関数 / 断層像の再生 |
Research Abstract |
M配列を符号化開口へ応用することと、これにより深さの異なる断層像の再構成が可能であることを、計算機シミュレーションと放射性同位元素(RI)ファントムを用いた実験により確かめた。また、深さがある特定の関係にある放射源による像がゴーストを生じることを見出し、その性質を明らかにして除去法を開発した。 計算機シミュレーションでは、10次のm系列を2次元(33×31)に配列してM配列を作成し、これを開口として2次元アレイセンサで放射源による開口の投影を観測するとしてデータを得た。このとき、放射源の面内位置により開口の投影位置(シフト)が決り、放射源と深さにより開口の投影倍率が決る。ある深さを仮定し、これに応じた倍率のM配列とアレイ出力との相互相関関数を求めて(像再生)、その深さでの放射源の位置(分布)が分ることを確認した。この方法による像再生の性質は、放射源の像の点拡がり関数〔PSF:Point Spread Function〕を求めることにより知ることができる。PSFと放射源分布との合成積でゴーストが推定できることをシミュレーションにより確認した後、この性質を用いて、ゴーストを除去することができることを確認した。 RIファントムを用いた実験では、厚さ3mmの鉛板に直径2mmの穴を8次のm系列に従って、17×15のアレイ状に並べて作成したM配列を用いた。RIとしてはTc(テクネチユウム)を用い、その溶液を吸取り紙に含ませてファントムとした。検出器にはシンチレーションカメラを用いて、128×128の画素のデータを得た。検出器と開口の距離を24cmとし、CとTの字のファントムを開口から29cmと43cmとの距離においてデータを得た。これを基に像再生アルゴリズム(相互相関関数計算)により再生像を得、異なる深さで断層像の再生が可能であることを確認した。
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[Publications] 藤村貞夫: 第28回自動制御連合講演会前刷. 241-242 (1985)
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[Publications] 藤村貞夫: 第47回応用物理学会学術講演会講演予稿集. 31 (1986)
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[Publications] 藤村貞夫: 第29回自動制御連合講演会前刷. 657-658 (1986)
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[Publications] 藤村貞夫: 第29回自動制御連合講演会前刷. 655-656 (1986)