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1986 Fiscal Year Annual Research Report

界面活性をもつ反応性有機金属化合物の合成と新素材成型原料としての利用

Research Project

Project/Area Number 61470085
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

内田 安三  東大, 工学部, 教授 (00010752)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野口 宏道  東京大学, 工学部, 助手 (10011058)
Keywords焼結体用バインダー / 金属アルコキシド界面活生剤
Research Abstract

ニューセラミックスとして注目されている金属酸化物焼結体を製造する場合、適当なバインダーを用いて原料粉体を予備成型し、焼結過程でバインダーは分解燃焼除去され、仮成型された本体を高温焼成を行なう。この際、バインダーは成型性がよく、250℃前後で完全に除去されることが要請される、一方、バインダー量を大量に使用すれば、成型本体の変形とともに、粒子焼結過程で空隔を残すこととなり、成型物の強度、均質度に大きな影響を与える。この欠点を除くため、本研究では熱分解によって、目的物である金属酸化物と同種組成体を生じせしめるような物質で、かつ低温時には充分なぬれ性,バインダー性を持つものとして一連の金属アルコキシドを利用することに着目した。そして、μorderの金属酸化物とのぬれ性,分散性の向上を予想して、Al,T,Zrを主とするヘテロアルコキシドの利用を研支した。
本年度は特にジルコニアを対象として、一連のヘテロアルコキシジルコニウムの合成を試みた。目的化合物は次下の如き構造のものである。
合成はアセチルアセトン、またはサレンに長鎖アルキルを付与し、Zr【(OR)_4】との配位交配によった、【I】)【II】)に関してCl,-OCORは合成しえたが-【NR_2】については実験中である。このものの熱分解を示差熱分折法で検討し、先づ-ORの脱離、つづいてアセチルアセトン等2度配位子の分解とジルコニア主成を確認し、焼結後も本体酸化物粉体と一体化して成型されること、強度的にも大巾に改善されることが判明した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 内田安三,野口宏道,児玉照幸: 日本化学会誌.

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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