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1988 Fiscal Year Annual Research Report

アセトラクテート合成酵素阻害を指標として低毒性・強力除草剤開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61470136
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

松中 昭一  神戸大学, 農学部, 教授 (50116258)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中田 昌伸  神戸大学, 農学部, 助手 (40031190)
Keywordsアセトラクテート合成酵素 / 新除草剤開発 / 低毒性農薬
Research Abstract

(1)アセトラクテート合成酵素(ALS)原材料としての最適植物の選抜
本研究の目標としているALSを阻害する化合物(除草剤)をスクリーニングするためには、まずALS抽出に適当な植物を選抜する必要がある。本年度は、種子の入手や栽培が容易であること、磨碎が容易で他の共存物質の妨害が少いこと、調製したALSの保存性が良好であること、品種・生育ステージ・採取時期による活性変動の少いこと、アセトインの直接生成量が少いこと、クロルスルフロンに対する感受性が高いことなどの条件を買たす植物の採索を行った。自家栽培の作物21種および自然発生雑草4種合計25種の植物材料について、アセトイン直接生成能を含めた酵素活性やクロルスルフロン阻害率等を求め、春〜初夏期にはオオムギ・コマツナ・サントウサイ・ホウレンソウ、夏期にはハクサイおよびイネ、秋期にはホウレンソウおよびオオムギを好適な材料として選抜した。市販ホウレンソウは購入後、冷蔵庫内保存で3日目までは使用できる。
(2)ALSに対する各種化合物の阻害作用
いままでに検討してきた手法の有効性を検討する目的で、市販試薬36種および部分合成化合物3種について、それらのALS阻害活性を測定した。その結果、ピルビン酸類似物やTPPの一部の骨格をなすピリミジン類やチアゾール類には阻害力の強いものは認められず、チアミンTPP類似物として2ーメチルチオニコチン酸および2ー(4ークロルベンジル)ピリジン、キノン類として2、3ージメトキシー5ーメチル-1、4ーベンゾキノンおよびデュロキノンにALS阻害力をみとめ、イネ幼植物に対してある程度の影響を及ぼすことも判明した。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 中田昌伸,野口泰,松中昭一: 雑草研究.

  • [Publications] 中田昌伸,日沖和子,吉竹織江,松中昭一: 日本農薬学会誌.

  • [Publications] 中田昌伸,川端郁子,松中昭一: 雑草研究.

  • [Publications] 中田昌伸,中野亜紀,松中昭一: 雑草研究.

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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