1986 Fiscal Year Annual Research Report
食道静脈瘤の治療法の開発,いわゆる内科的摘脾と人工的肝内シャント作成
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61480186
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| Research Institution | Chiba University |
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Principal Investigator |
奥田 邦雄 千葉大, 医学部, 教授 (40009519)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 秀雄 千葉大学, 医学部, 医員
佐藤 慎一 千葉大学, 医学部, 医員
寺林 秀隆 千葉大学, 医学部, 医員
飯田 真司 千葉大学, 医学部, 助手 (20176043)
大西 久仁彦 千葉大学, 医学部, 助手 (20125909)
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| Keywords | パルスドップラー法 / 超音波トランジットタイム血流計 / 電磁流量計 / 門脈血流量 / 脾動脈血流量 |
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| Research Abstract |
1.門脈血流量の定量的測定をする為に、雑種成犬をネンブタールにて全身麻酔し、開腹し、門脈を剥離し、超音波トランジットタイム血流計を装着して平均門脈血流量を測定した。同時に超音波パルスドップラー複合装置(Aloka SSD280、UGR-23)を使用し血管径とドップラーパワスペクトラムを記録した。パルスドップラー法による単位時間当りの最大平均門脈血流量は、最大血流速度波形をプラニメーターにて積分し、最大時間平均的流速を求め、門脈断面積を乗じて算出した(Y=0.56×+2.0、n=31、r=0.966P<0.001)(Y,トランジットタイム法にて求めた門脈血流量:X,超音波パルスドップラー法にて求めた門脈血流量)
2.脾動脈血流量の定量的測定をする為に、犬を用いて脾動脈を剥離露出し電磁流量計プローブを装着して、瞬時血流量を測定、又同時に超音波パルスドップラー法にて、門脈血流量測定と同様の方法で求めた。電磁流量計にて求めた脾動脈血流量(Y)はドップラー法にて求めたそれを(X)と有意の一次相関を示した(Y'=0.59X'+2.3,r=0.930,n=14)。以上より超音波ドップラー法にて門脈血流量、脾動脈血流量を非侵襲的に測定することが可能であることが明らかになった。
3.超音波パルスドップラー法を正常人、各種肝疾患患者に用いて、門脈血流量、脾動脈血流量を測定した。血流量は多くの症例で測定可能であり、門脈血流量は正常人、各種肝疾患患者間で差なく、脾動脈血流量は肝硬変で著明に増加することが明らかとなった。
4.雑種成犬にdicthylnitrosaminc(2μl/kg体重)を連日投与し、食道静脈癌を有する肝硬変を作成しえた。
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[Publications] 佐藤慎一,大西久仁彦,杉田周次郎,奥田邦雄: 肝臓. (1987)
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[Publications] 佐藤慎一,大西久仁彦,杉田周次郎,奥田邦雄: 肝臓. (1987)
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[Publications] Sujiro Sugita;Kunihiko Ohnishi;Masaaki Saito;Kunio Okuda: American Journal of Physiology. (1987)
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[Publications] unio OkudaKunihiko Ohnishi;Masayuki Saito;Shinichi Sato;Hidetaka Terabayashi;Shinji Iida;Fumio Nomura;K: Gastroenterology. (1987)
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[Publications] Kunihiko Ohnishi;Nobuyoshi Chin;Shujiro Sugita;Masayuki Saito;Hideo Tanaka;Kunio Okuda: Gastroenterology. (1987)
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[Publications] Kunihiko Ohnishi;Shinichi Sato;Domenico Pugliese;Takafumi Tsunoda;Kuino Okuda: American Journal of Gastroenterology. (1987)
