1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61480268
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
折田 薫三 岡山大学, 医学部, 教授 (20033053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上川 康明 岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (00152851)
田中 紀章 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (10127566)
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Keywords | 肝部分切除 / 肝再生 / 活性化キラー細胞 / ILー2 / 抗腫瘍活性 |
Research Abstract |
1.肝部分切除後の肝再生過程において移植同系肝癌の退縮が認められた. 2.同過程において細胞障害活性をもつkiller細胞の活性化が観察された. 3.このkiller細胞はNK細胞の標的細胞であるYACー1細胞とともに再生肝細胞を障害した. 4.このkiller細胞はin vitroにおいてILー2によりさらに活性化され, in vitro抗腫瘍活性スペクトラムが拡大した. 5.このkiller細胞はin vitroILー2投与によりさらに活性化され, in vitro抗腫瘍活性スペクトラムが拡大した. 6.同過程においてILー2産生能の亢進が認められた. 7.同過程における脾細胞はin vitroにおいて, ILー2刺激により細胞増殖抑制因子を産生した. 8.同卸程における脾細胞をin vitroにおいて再生肝細胞で再刺激し, 特異的killer 細胞の誘導を試したが, これを観察できなかった. 9.腫瘍移植実験における同過程に抗腫瘍活性の肝癌選択性は特異的killer細胞の関与を示唆する. 現在, 再生肝細胞刺激による特異的サイトカイン産生の実験中であり, さらに同過程において腫瘍に対する免疫学的無反応性が解除さる得るかどうかの実験を計画している.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 小野稔;池村栄作;田中紀章;折田薫三: 医学のあゆみ. 140. 57-58 (1987)
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[Publications] ト部貴光;小野稔;田中紀章;折田薫三: 臨床免疫. 19. 511-512 (1987)
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[Publications] 池村栄作;小野稔;小林元壮;ト部貴光;雁木淳一;紙谷晋吾;田中紀章;折田薫三: 消火器と免疫. 18. 171-174 (1987)
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[Publications] 池村栄作;小野稔;ト部貴光;雁木淳一;紙谷晋吾;田中紀章;折田薫三: 医学のあゆみ. 140. 771-772 (1987)
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[Publications] ト部貴光;小野稔;池村栄作;田中紀章;折田薫三: 消火器と免疫. 19. 212-215 (1987)
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[Publications] ト部貴光;田中紀章;小野稔;山本浩史;村上仁;岡本康久;日伝晶夫;折田薫三: 医学のあゆみ. 144. 815-816 (1988)