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1986 Fiscal Year Annual Research Report

低体温時の至適酸塩基状態-脳代謝の面からみて-

Research Project

Project/Area Number 61480327
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

一柳 邦男  山形大, 医学部, 教授 (70018290)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 酒井 道子  山形大学, 医学部, 助手 (20143092)
山口 勝也  山形大学, 医学部, 助手 (10191222)
加登 譲  山形大学, 医学部, 助手 (30134133)
Keywords低体温 / 中枢神経 / 酸塩基 / 組織pH / constant relative alkalinity / 組織ガス分圧
Research Abstract

人為的低体温の目的が中枢神経系の保護にある以上、低体温時の体組織至適酸塩基状態の追究においては、脳の機能や代謝の変化が主な指標になるべきである。この概念に基いて実験研究を行ってきた。
A 研究方法の洗練と実験の手技的熟練:
1 脳組織の採取
(1)吸引法:諸種生化学的測定に必要な量(1g以上)の脳組織を、可及的に損傷を少くして採取する技術。
(2)圧挫法:吸引法で採取した脳組織を、冷却圧挫鉗子で圧挫する段階で、混入した血液を除去する技術。
上記(1),(2)とも漸く使用に耐える段階にまで向上したが、本実験で良好な成績を期待するには足りず、一層の工夫と熟練が必要である。
2 脳組織のpH測定:
当初は脳組織P【co_2】の測定を予定していたが、constant relative alkalinityの概念の実証のためには、脳組織pHの追究が妥当と考え、現在脳表面から5〜7mmの深さでpHを測定している。脳組織pHは脳静脈pHより約0.6低い。血液pH変化と脳組織pH変化の相関については、現在の予備実験の段階ではバラツキがあって明らかではない。例数の積重ねが必要である。組織ガス分圧測定装置(クラレKR-500)のセンサー回路に内蔵されている温度補正式の妥当性について現在検討中であるが、ほぼ使用に耐えると思われる。
3 脳脊髄液の採取と測定
血液の混入を完全には排除できないので工夫が必要である。
B 今後の実験計画:上記のいくつかの問題点を解決しながら、矛定の本実験に着手する。

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Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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