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1987 Fiscal Year Annual Research Report

膀胱尿管逆流(VUR)防止機構の解明と逆流防止手術の検討

Research Project

Project/Area Number 61480338
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

土田 正義  秋田大学, 医学部, 教授 (00004549)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西沢 理  秋田大学, 医学部, 講師 (60091815)
原田 忠  秋田大学, 医学部, 講師 (00108953)
荒井 茂  山形大学, 医学部, 教授 (90004580)
Keywords膀胱尿管逆流 / VUR / 逆流防止機構 / 逆流防止手術
Research Abstract

今年度はVURの防止機構が粘膜下尿管が完全に閉鎖していることにより, 行われていることを確認した. すなわち, 超音波像の観察により, 正常粘膜下尿管の内腔が下部尿管の強い蠕動により膀胱に尿が送られるとき以外は, 尿管粘膜同志の密着により閉鎖していることを明らかにした.
VURが発生する原因は, 粘膜下尿管を構成する粘膜または筋層の一方または双方に欠陥があるために閉鎖が不完全になっているからであるが, その原因については可逆性VURと非可逆性VURとに分類することができた. 可逆性VURは大部分が自然にあるいは保存的治療で治癒するが, 具体的には三角部から尿管口を超えて尿管粘膜に及んだ炎症性浮腫, 尿管口への内視鏡操作および尿管口切開などが挙げられる.
非可逆性VURとは保存的療法で治療することが期待できないもので, 粘膜の炎症が慢性化して, 萎縮性変化を起こし筋層にも硬化性変化が及んだものである. 具体的には, 神経因性膀胱で膀胱炎が長く続いて粘膜下尿管が破壊され短縮した場合が挙げられる. この場合には, 移行部に狭窄を伴うことが多く, 尿の通過障害がありならがらVURも防止できないことが分った.
また, 粘膜下尿管の長さは8〜15mmで, その外層は尿管および膀胱由来の内外鞘に取り巻かれていることを明らかにし, さらに尿管内腔は尿管粘膜で形成されているが, 尿管口で膀胱粘膜に移行することを確認した.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 土田正義: 臨尿.

URL: 

Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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