• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1986 Fiscal Year Annual Research Report

EGFレセプター・モノクロナール抗体を用いた口腔ガンの同定と早期発見

Research Project

Project/Area Number 61480388
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

谷口 茂彦  岡山大, 歯学部, 教授 (50034161)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西 美恵子  岡山大学, 歯学部, 教務員 (40180575)
川本 奉之  岡山大学, 歯学部, 非常勤講師
KeywordsEGF / レセプター / モノクロナール抗体
Research Abstract

近年、増殖因子レセプターが著しく変動している例が、癌化した細胞で数多く報告されている。とりわけ上皮癌の場合の細胞の癌化には、EGF(上皮性細胞増殖因子)レセプターの異常増加が密接に関連していることが強く示唆されている。このEGFレセプター量の変動を数値化した定量的な解析を進展させ、口腔内上皮癌の同定および早期発見に役立てるため、61年度においては、組織におけるEGFレセプターの定量的基礎実験を行った。
1.EGFレセプターを、2-30×【10^5】/細胞の範囲でそれぞれ異にする5種のA431変異株と、ヒト正常線維芽細胞(EGFレセプター,約5×【10^4】/細胞)につき、マイクロプレートおよびEGFレセプターに対するモノクロナール抗体を用いたアビジン-ビオチン法の適用を検討した。一定条件下での増巾発色をプレートリーダーで読みとった値とレセプター量間の標準検量線を設定した。
2.上記のin vitro系で得た検量線を基準としたin situ系での定量を、臨床検査にも応用可能なものとすべく、混量100mgの組織片に適用出来、かつ簡便性と迅速性に留意した検定方式を確立した。その方式によればBiopsyによる100mg試料の100検体についての検体が1〜2日で可能である。この検定方式によるケースとして、A431細胞をヌードマウス背部に皮下注射して得られたA431腫瘍組織については、約1.5×【10^6】EGFレセプター/細胞(ただし組織片中の細胞数は、DNAの定量値より推定)という検定値が得られた。
今後は、口腔内上皮癌など、腫瘍組織検体について、EGFレセプター数の増加の度合と、腫瘍の悪性度、転移度などとの関連を系統的に検討する計画である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] K.Sakai;S.Mori;T.Kawamoto;S.Taniguchi;O.Kobori;Y.Morioka;T.Kuroki;K.Kano: Journal of the National Cancer Institute. 77. 1047-1052 (1986)

  • [Publications] 川本奉之: 岡山歯学会雑誌. 6. 144 (1987)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi