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1987 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子操作によるStreptococcus mutans病原因子のクローニング

Research Project

Project/Area Number 61480395
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

浜田 茂幸  大阪大学, 歯学部, 教授 (60028777)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高田 春比古  大阪大学, 歯学部, 講師 (30135743)
岡橋 暢夫  国立予防衛生研究所, 歯科衛生部, 研究員 (40150180)
KeywordsS, mutans / タンパク抗原 / う蝕 / 付着
Research Abstract

S.mutansの菌体表層タンパク抗原PAcは,同菌の歯面への付着因子の1つとして注目されている. 本年度は,このPAcタンパクを支配するS.mutansの遺伝子のE.coli K12株にクローニングすることを試みた.
1.S.mutans MT8148株の染色体DNAを制限酵素PstIで完全消化し,数千個のPstIライブラリーから,6個の抗PAc血清反応陽性クローンが得られた. これらはいずれも3.8kb断片であった.
2.SDSーPAGE後,ウェスタンブロッティグを行うと,上記断片のうちpPC12と命名したものが産生するタンパク抗原の分子量は約9.5万であり,これはPAcの約半分の分子サイズであった. pPC12の制限酵素切断サイトを利用した欠失変異体の解析から,3.8kbのPst断片上にPAc抗原のN末端側がのっていると推定された.
3.それ故,残りのC末端側を支配していると思われる遺伝子をコロニーハイブリダイゼーションでスクリーニングし,4.2kbのSac工断片を得た. この断片とはじめの3.8kb PstI断片を結合させ,完全なPAc抗原を支配する遺伝子を再構成することができた(pPC41).
4.pPC41の産生タンパク抗原はSDSーPAGE上での分子量は約19〜20万で,S.mutans由来の天然PAc抗原よりもわずかに大きかった. ゲル内免疫拡散法では,pPCの産生タンパクは精製した天然型のPAc抗原と融合する沈降線を形成した. 一方, pPC12の産生タンパクは明確な沈降線を形成しなかった.

  • Research Products

    (5 results)

All Other

All Publications (5 results)

  • [Publications] 浜田茂幸: 阪大歯学雑誌. 32. 393-400 (1987)

  • [Publications] 古賀敏比古: 日本歯科評論. 543. 129-139 (1988)

  • [Publications] 太田博崇: 日本細菌学会誌. 43. 223- (1988)

  • [Publications] 堀越俊雄: 日本細菌学会誌. 43. 239- (1988)

  • [Publications] 岡橋〓夫: 日本細菌学会誌. 43. 329- (1988)

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Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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