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1987 Fiscal Year Annual Research Report

精神に健康に対するセルフケア看護モデルの開発とその臨床効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61480446
Research InstitutionSt. Luke's College of Nursing

Principal Investigator

南 裕子  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70094753)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 洋子  聖路加看護大学, 看護学部, 助教授
Keywordsセルフケア / セルフケア行動 / 日常生活行動 / 精神の健康 / ソーシャルサポート
Research Abstract

1.前年度に実施した男26名, 女53名の「精神の健康度」「ソーシャルサポート」「セルフケア行動」に関するそれぞれの調査票のコーディングを終了し, パーソナルコンピュターを用いて集計を行った. 調査票不備のため, 最終的に女2名を除外し, 男26名, 女51名を分析の対象とした.
2.日常生活行動の8領域のうち, 最も重要なものとしては, 仕事をもっている男女は「仕事」, 主婦業の者は「家事」をあげ, 次に男女とも「飲食」をあげている者が多かった. 健康問題と密接に関係しているものとしては, 「睡眠」「飲食」を, 経済的な問題と関係しているものとしては, 「仕事」「レジャー」をあげている者が多かった. この結果から, 8つの領域の関連を検討してみると, 日常生活行動は「仕事」「家事」を中心に, それを支えるものとして「睡眠」「飲食」が考えられて営まれていることが明らかになった. また, 「排泄」「清潔・身だしなみ」は, かなり習慣化されており, 無意識になされていることが多い領域であること, これに対して「レジャー」「社会活動・つきあい」は, 経済的な問題や仕事のしかたなどとの関連で, かなり意識的に制御されている領域であることが明らかになった.
3.女性のなかには, 日常生活行動を家族中心に考えているために, 自分の意向と家族の意向とが混在し, 自分自身のことが自覚できにくい者がいることが明らかになった. これについては"セルフの概念"の文化的な差異の問題として検討中である.
4.本年度は「成人男女のセルフケア行動を測定する用具(調査票)」を作成し, 健康な成人男女のセルフケア行動の基本的データを確立する計画であったが, 「成人のセルフケア行動に関する面接調査」のコーディングと分析に時間を要したため, 調査票の作成と対象者(成人男女400名)の選定作業をするに留まった.

URL: 

Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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