1986 Fiscal Year Annual Research Report
サヴィニー全用語用例索引の作成-電算機処理による近代私法学研究-
Project/Area Number |
61520016
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
原島 重義 九大, 法学部, 教授 (40037057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
児玉 寛 九州大学, 法学部, 助手
河内 宏 九州大学, 法学部, 助教授 (40037073)
西村 重雄 九州大学, 法学部, 教授 (30005821)
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Keywords | サヴィニー / 近代私法学 / ドイツ法 |
Research Abstract |
1.今年度の作業の成果 (1)データの入力・編集 サヴィニーの主要著作の約1000に及ぶ脚注につき、ミニフロッピーへの入力及びその7割の編集を終えた。脚注入力に際しては、人名・ローマ法文・十九世紀主要法典の条文などにつきアイデンティファイ記号を細分化することによって検索の便を図った。昭和58年度総合研究(A)によって入力された本文の九州大学大型計算機センターに入力ずみのデータにつき、以上の記号に対応するように再編集を加え、本文と脚注との有機的な検索を可能とした。 (2)索引の作成 用語・用例索引作成の基礎となる語句の選定作業を進めた。その成果の一部については、昭和62年刊行予定の別記図書において公表される。なお、脚注部分についての大型計算機センターへの入力が遅れたため、索引の完成には至っていない。 2.今後の研究の展開に関する計画 (1)データの入力・編集 ミニフロッピーに入力ずみの脚注データの未編集部分につき昭和62年6月までに編集作業を終えて大型計算機センターに入力する。その段階で同センターの公用データベースとして全国に公開する。 (2)索引の作成 すでに選定ずみの用語について本文・脚注の全データを検索して一覧表を作成する(九州大学大型計算機センターの昭和62年度公用データベース開発・提供課題として行われ、刊行助成費を得て公刊される。)。 (3)日独共同での語義画定作業 昭和62年4月以降西ドイツでの在外研究にあたる西村・河内が上記データをもとに西ドイツのサヴィニー研究者と共同して主要概念の意味内容の画定作業を継続する。その成果については、別途申請中の昭和62年度海外学術研究-大学間協力研究計画によって報告書を作成する予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 児玉寛: 九州大学大型計算機センター広報. 20-3. (1987)
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[Publications] 原島重義 編: "近代私法学の形成と現代法理論" 九州大学出版会, 410 (1987)