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1986 Fiscal Year Annual Research Report

原子ビームのレーザー冷却

Research Project

Project/Area Number 61540282
Research InstitutionToho University

Principal Investigator

島津 備愛  東邦大, 理学部, 教授 (80015073)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 箕輪 達哉  東邦大学, 理学部, 助手 (10181968)
桂川 秀嗣  東邦大学, 理学部, 講師 (70130359)
Keywords原子ビーム / 減速 / 連続発振色素レーザー / 狭帯域化 / 複屈折フィルター / 減速効果の理論的検討 / 共鳴イオン化分光法
Research Abstract

1.連続発振色素レーザー装置の製作
原子ビームを減速させる為に照射する連続発振色素レーザー装置を自作した。これは連続発振アルゴンレーザー(既有,2Wのもの)励起によるものである。色素は備品費で購入のギヤーポンプで循環させ、ノズルからジェットとして噴出させる。ジェット部分にアルゴンレーザー光を集光させるための集光鏡,共振器反射鏡等必要な特性を備えた光学素子を準備した。之等を組合せ最初に作製した装置は光学系の配置角度および調整上に問題点があることが判った。その経験に基づき設計を改め、試作組立を行ない連続発振が可能となった。励起入力1.2Wで色素レーザー出力は約140mWを得た。狭帯域化しない場合の発振線幅は波長590nmで約20nm、波数に換算すると約6【cm^(-1)】であった。
2.色素レーザー発振線の狭帯域化
狭帯域化のための複屈折フィルターの透過特性と波長掃引の関係につき原理面から詳細に検討した。それに基づき水晶結晶板を組合せた素子を発注することとした。発振の安定度を測定の結果除振台が不可欠であることが判り3月初旬に納入された(校費による)。引続きこれを用いる実験を準備中。
3.減速効果の検出についての予想
減速効果に関し理論的検討を行なった。現在の当研究室の共鳴イオン化分光法の検出感度で検出可能であると推論された。
4.今後の計画
減速実験が予定より遅延しているが安定度の改善と狭帯域化の推進により来年度早期に着手できる。また以後の実験は予定されている予算の範囲内で実施できる見込である。

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Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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