• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1986 Fiscal Year Annual Research Report

長野盆地の形成と河東山地の傾動運動

Research Project

Project/Area Number 61540552
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

赤羽 貞幸  信大, 教育学部, 助教授 (40089090)

Keywords長野盆地 / 第四系 / 層序と地質構造 / 花粉分析 / 火山岩の年代 / 長野市市街地の割れ目群
Research Abstract

長野盆地に発達する第四系の層序と地質構造に重点をおいて野外調査を実施した。
1.第四系層序の解明
(1)長野盆地西縁部の第四系の分布と層序に力を注ぎ、ほぼ西縁部の2万5千分の1精度の地質図を完成することができた。
(2)盆地西縁部に小分布する第四系の年代や堆積環境を明らかにするために、これまで十分な資料のなかった地層の花粉分析を12個所で行ない貴重な資料を得た。
(3)盆地の東西両縁に小分布する第四紀の火山及び火山岩類の年代は、これまで不明であり、盆地の形成史を考える上でのネックになっていた。千個所の岩石の年代測定により、盆地の形成と火山活動時期との関連を追求することが可能になった。
2.地質構造の解明
(1)盆地西縁部の地質構造を、2万5千分の1の地形図に整理し、盆地の縁に分布する断層や褶曲の特性について考察した。
(2)盆地西縁部に発達する活断層分布を、5万分の1地形図に整理した。
(3)地質構造の調査の過程で、長野市市街地に分布する割れ目が話題となり、この割れ目の分布について調査し発表すると同時に、付近の段丘発達や地層の分布についてもボーリング資料等を使用して検討した。この結果、長野野市県庁付近の第四紀後期における構造運動の実態が、長野盆地の形成過程との関連で論じられるようになった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 赤羽貞幸: 地震予知連絡会会報. 36. 168-171 (1986)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi