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1988 Fiscal Year Annual Research Report

キクイムシ類の寄主攻撃過程におけるコミュニケーションの解析と管理への応用

Research Project

Project/Area Number 61560059
Research InstitutionKyoto Prefectural University

Principal Investigator

笹川 滿廣  京都府立大学, 農学部, 教授 (20046410)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉安 裕  京都府立大学, 農学部, 助手 (90038315)
Keywordsキイロコキクイムシの飛翔行動 / 初期攻撃(寄主選択)
Research Abstract

マツ類の樹皮下穿孔虫のうち, 西日本に広く分布する害虫キイロコキクイムシを供試し, そのコミュニケーションの各信号系を解析し, ひいてはそれを利用することによって本害虫管理を目指そうと, 実験及び調査を継続した. その結果, 次のことが判明した.
1.パイオニア雌はアカマツ林内・外の地上4m前後の高さを飛翔し, アカマツ健全木の衰弱木(人為的激害型及び微害型モデル木)のいずれにもほぼ同数個体が着陸する. しかし, 健全木に対しては穿孔できず, 樹脂圧が皆無またはそれに近い状態(1.2kg/cm^2)の衰弱木には穿孔を開始した.
2.発生期間中, 高さ7m, 胸高直径約11cmのアカマツには1日当り約60匹のパイオニア雌が着陸するものと推定される.
3.恒温器(180×180×256cm)内で処女雌穿孔・非穿孔餌木に対する飛翔行動を調べたところ, 集合フェロモン源の存否以上に光刺激の有無がその行動を左右している.

URL: 

Published: 1990-03-18   Modified: 2016-04-21  

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