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1986 Fiscal Year Annual Research Report

海馬における興奮性アミノ酸受容体に関する神経薬理学的研究

Research Project

Project/Area Number 61570103
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

馬場 明道  阪大, 薬学部, 助教授 (70107100)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩田 平太郎  大阪大学, 薬学部, 教授 (30028823)
Keywords興奮性アミノ酸 / システインスルフィン酸 / 海馬 / 受容体 / cyclic AMP
Research Abstract

1.海馬シナプス膜における受容体結合:
興奮性アミノ酸であるグルタミン酸(Glu)とシステインスルフィン酸(CSA)の受容体の相違と結合実験により求めた。CSA結合部位のリガンドとしてシステイン酸(【^(35)S】-CA)を合成使用した。CA結合部位は、【Cl^-】に完全に依存しており、それがGluの結合部位の【Cl^-】依存性部位の良いリガンドであることを明らかにした。Glu及びCAの結合部位について種々のアニオン交換阻害剤の作用の検討からその【Cl^-】依存性の性質を明らかにした。
更に、高濃度のリガンド前処置による【Gl^-】依存性Clu結合及びCA結合の著明な増加を明らかにした。この増加機作について【Na^+】、【Ca^++】との関連、その可逆性など種々のことを明らかにした。
2.海馬切片における興奮性アミノ酸のcyclic AMP産生従進作用:
興奮性アミノ酸による切片cyclic AMP蓄積作用について、アニオン依存性特に【Cl^-】依存性をもつことを見い出した。このアニオン選択性はクロライドチャンネルの選択性、【Cl^-】依存性Glu結合と同等のものであった。この作用についてアニオン交換阻害剤、【Cl^-】依存性Glu結合部位の阻害剤などの作用を明らかにした。
3.海馬切片におけるアミノ酸伝達物質の遊離:
海馬切片からの〔【^3H】〕GABA遊離に対するGlu、CSA受容体機構を明らかにし、両者が異なった受容体を介して作用することをみとめた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] A.Baba: Japan.J.Pharmacol.43. 1-7 (1987)

  • [Publications] A.Baba;Y.Koyama;H.Morimoto;H.Iwata: Taurine and related compounds,. (1987)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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