1986 Fiscal Year Annual Research Report
生検材料によるsubrenal capsule assayによる薬剤感受性テスト
Project/Area Number |
61570358
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
阿部 正秀 久留米大, 医学部, 講師 (40098794)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真島 康雄 久留米大学, 医学部, 助手 (50175593)
田中 正俊 久留米大学, 医学部, 助手
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Keywords | Subrenal capsule assay / 薬剤感受性テスト / 抗癌剤 / 肝細胞癌 |
Research Abstract |
今年度の実績は以下のごとくである。 1.生検用のfine needleの改良と吸引法の考案 独自に開発した21Gfine needle針に短い内針を入れ、吸引圧を低くする事により経皮的に肝細胞癌組織を採取する事が、可能となった。(組織片の大きさは2×7mm程度) 2.上記のNeedleを使用し、肝細胞癌の生検を施行しているが、生検組織が小さく、一回の生検より3個〜4個程度の資料しか作成できず、また肝細胞癌は壊死部分が多く、より高度な穿刺技術と優良な穿刺器具が必要であった。この為今回SSD650という最近の超音波診断装置を用いて、現在生検を施行している。この為生検用のアダプターを講入し、より確実にviableな組織を採取する事が可能になった。又、21Gの針を20Gに拡大する事も考慮中である。 3.生検組織より1mm角の小片を作製し、ddyマウス、及びBalb/Cマウスの腎被下に移殖を試みている 生着期間は4〜6日で、最終的にはリンパ球が侵潤し、壊死組織におきかわっているが、組織ごとの、生着期間の差に差異がみられ、また資料の数も少ない事もあって、まだ一定のコントロールになる状況ではない。
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