1988 Fiscal Year Annual Research Report
血中免疫複合体の肺組織での局在, 処理機構の研究ー荷電とサイズの影響ー
Project/Area Number |
61570378
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
井上 隆智 大阪市立大学, 医学部, 助教授 (00047060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 幹夫 大阪市立大学, 医学部, 助手 (90169144)
金山 良春 大阪市立大学, 医学部, 講師 (60106341)
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Keywords | Immune Complex / Pneumonitis / Alveolan Capillory / Macrophage / Type-I Alveolan cells |
Research Abstract |
Bonderらの方法(J.Clin.Invest,1982)にしたがって種々の荷重状態のウシ四清アルブミン(BSA)を調製し, 等電点電気泳動によって荷重の分布を確認したのち, Chromatofocusing columnを用いて荷電別に精製した. 既に発表した方法によって抗BSA抗体を家兎によって作製したのち, 荷重別のものを作製した. 免疫複合物(IC)は, われわれの既報の方法(Kanayama Y,et al.Int.Arch.Allengy Clin-Immunol,1985)に下って作製し, ゲル濾過法によりサイズ別に分けた. 以上のようにして作製したICをマウスに経時的に注射して臓器内分布, とくに肺内分布を免疫組織化学的に観察した. その結果, 分子量が40,000を超えるような大きな免疫複合物が肺胞毛細血管壁のみならず, 肺胞二型細胞, 肺胞マクロファージ内に取り込まれている所見が得られた.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Negoro,N.;Kanayama,Y.;Takeda,T.et al: J.Immunol method. 91. 83-89 (1986)
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[Publications] Negoro,N.;Kanayama,F.;Yosida,M.;et al: Arthritis Rheum. 30. 97-101 (1987)