1986 Fiscal Year Annual Research Report
感温フェライトを発熱素子として用いる癌の局所加温療法に関する研究
Project/Area Number |
61570514
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 知矢 福島医大, 医学部, 助手 (90178757)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 和衛 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60045599)
星 宏治 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (50145629)
星野 俊明 福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (80145630)
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Keywords | 感温フェライト / 発熱素子 / 温熱療法 |
Research Abstract |
本年度の研究により以下のことが明らかになった。 1.)磁界強度が一定ならば、発熱素子の自己温度調節は0.1゜C以下で行なわれる。 2.)磁界強度により発熱素子の基準温度は変動するが、素子の改良により、その変動域を10Gaussあたり0.2゜C以下におさえることができた。 3.)発熱素子の出力は、直径4mm、長さ30mmの円柱状のもので現在のところ34〜5ワット程度である。 4.)1%NaCl寒天ファントムによる実験では、磁界強度の減衰率は1cmあたり0.5%以下で無視できる程度である。 5.)発熱素子の基準温度を更に厳密に規定するためにはフェライトそのものの温度特性を改良する必要がある。
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Research Products
(1 results)