1987 Fiscal Year Annual Research Report
律動的及び持続的GuRH刺激によるgonadotropin分泌に関する研究
Project/Area Number |
61570801
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
植村 次雄 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (40046040)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白須 和裕 横浜市立大学, 医学部, 助手 (60171047)
草場 徳雄 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70150563)
水口 弘司 横浜市立大学, 医学部, 教授 (20010176)
|
Keywords | GnRH / desensitization / receptor / C-Kindse / A-Kindse / Ca^<2+>ionophore / arachidonic acid |
Research Abstract |
下垂体前葉のLH分泌機構及びdesensitizdtionの機序を解明する目的でbead付着ラット下垂体細胞を用いたcell colvmで潅流実験を行った. 〈方法〉下垂体遊離細胞をCytodex Ibeadを加えて培養後, カラムに重層し, 潅流液を0.13ml/minで流し, 添加薬剤はbypassより注入した. 〈成績〉(1)CΔ^<2+>ionophore,Forskolin,PMAやOAGで有意に高いLH分泌を認めた. (2)8-bromo-CAMPは30μM, 0.3mMでは反応しないが, 3mMで有意なLH分泌を認めた. (3)arachidonic acid(10^<-4>M)を投与すると, LHRH10^<-8>M投与に比べ減弱したLH分泌を認めた. このLH分泌はlipoxygenase inhibitorであるNDGAにより制抑された. (4)LHRH10^8Mを持続投与すると投与後15分で最高値となり, 3時間後には等前値に復するが, LHRH10^<-6>M, K^+(50mM), 8-bromo-CAMP(3mM)でovercomeが認められた. (5)PMA(1μM)やOAG(40μM)を持続投与しても投与30分後に最高値となり, 以後漸減して, 5〜6時間で投与前値のレベルに達した. この時点でLHRH10^<-8>Mを投与するとovercomeが認められた. 〈結論〉(1)LH分泌機構にA-kindse系, C-kindse系, およびCa^<2+>-Arachidonic acid系がそれぞれ関与しており, AAによるLH分泌にはlypoxygenase pathwayが関係していると考えられた. (2)C-kinase賦活剤によってもdesensitizationが起り, その機構はLHRHによるdesensitizationの場合とは相違がみられた.
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 松山明美, 植村次雄 他: 日本産科婦人科学会雑誌. 39. 147 (1987)
-
[Publications] Minaguchi, H. ;Uemura, T. et al: Abstructs of VIth world congress on Human Reproduction, 1987, Tokyo, Japan. 17 (1987)
-
[Publications] Matsuyama, A. ;Uemura, T. et al: Abstructs of VIth world congress on Human Reproduction, 1987, Tokyo, Japan. 94 (1987)