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1986 Fiscal Year Annual Research Report

骨病変のX線学的骨ミネラル量測定法の開発(患者被曝線量の評価・低滅)

Research Project

Project/Area Number 61570948
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

加藤 二久  医科歯科大, 歯学部, 助手 (70095107)

Keywords骨ミネラル定量 / エネルギー差分法 / K吸収端フィルタ / 患者被曝線量
Research Abstract

本課題の目的は、エネルギーサブトラクションを応用して骨病変の骨ミネラル量を測定する際の患者被曝線量を評価し、低減する事を目的とする。
1.X線エネルギーの最適化
これ迄、錫フィルタを用いてX線束を単色化したが、本研究では、ランタン,セリウム,ガドリウム等の希土類元素を用いる事を検討した。この結果高原子番号のフィルタを用いると、より厚い被写体の測定が可能となり、被曝線量も低下するが、測定精度も低下する事が確認された。顎骨程度の厚さの被写体の測定をする場合には、ランタンが適当と判断した。
2.線量測定
2種類の熱蛍光線量計(LBOとMSO)によって患者被曝線量を測定した結果、錫フィルタを用いた場合の患者皮膚線量は、約0.5mGy,ランタンフィルタを用いた場合は、約0.3mGyであった。
3.画質評価
本法は患部に沈着する骨ミネラル量を数値で示すため、画質劣化の影響は強くは受けなかった。検査報告書に添付する測定点明示のための画像出力方法として、CRTカメラとイメージプリンタについて検討したが、いずれの場合でも、診断に支障をきたす程の画像の劣化は無かった。両者の比較では、CRTカメラは、画質と速度に優れるが、ランニングコストは高い。イメージプリンタは、出力に時間がかかり、実用的ではないが、大きな画面を出力できる事、報告書作成を同時に行なえる等の利点もあった。
4.危険度の評価
手指骨等を防護エプロン着用の上で測定する場合、実効線量当量は0.1μSv以下と歯牙撮影よりも遙かに小さかった。顎骨については解析中であるが、歯牙撮影と同等或は以下と予測される。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 加藤二久: 歯科放射線. 26. 234 (1986)

URL: 

Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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