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1986 Fiscal Year Annual Research Report

顎顔面用X線ビデオCTの基礎研究

Research Project

Project/Area Number 61570956
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

豊福 不可依  九大, 歯学部, 助手 (10117179)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神田 重信  九州大学, 歯学部, 教授 (20014003)
小西 圭介  九州大学, 歯学部, 助教授 (40013932)
有地 栄一郎  九州大学, 歯学部, 助手 (00150459)
Keywordsイメージインテンシファイア / CT / 被曝線量 / 歯 / 顎骨
Research Abstract

本研究の目的は、X線検出器にイメージインテンシファイアを用いた歯科用低線量CTシステムを開発し、その基礎的検討を行うことにある。初年度である61年度においては、実験システムのリードウェア、及びソフトウェアの整備に重点をおいた。以下に現在までに終了した項目を示す。
1.X線CTにより横断面像を得る為には多方向から被写体を撮影する必要があるが、従来の手動式回転台では精度が悪く測定に長時間を要した。この為、今回購入したモータ駆動回転台をコンピュータ制御し、測定を自動化した。
2.多方向から撮影された投影画像から横断面像を再構成する為のソフトウェアとして従来は平行X線ビームの近似を用いていた。それを改良し、放射状X線ビームに対するソフトウェアを作成し、画質をさらに改善した。
3.製作した実験システムで顎骨ファントム、及び頭部ファントムを撮影し、画像再構成を行ってCT像を得た。また、同じファントムを通常のX線CTで撮影し、得られたイメージの相互比較を行った。
4.電離箱線量計を用いて、ビデオCTと通常のCTの被曝線量を測定し、両者について比較検討した。
以上の結果から、この歯科用新型CTは通常のX線CTに比べて極めて低線量(約1/20)で、ほぼ同等に歯 顎骨を描出可能であることが確かめられた。これらの成果をもとに62年度においてはソフトウェアの最適化によってさらに画質改善を計り、臨床上の有効性について被曝と画質の両面から検討を加える予定である。

URL: 

Published: 1988-11-08   Modified: 2016-04-21  

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