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1986 Fiscal Year Annual Research Report

被服圧分布の動的測定

Research Project

Project/Area Number 61580055
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

清水 裕子  宇都宮大, 教育学部, 助教授 (30143184)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 戸塚 歌子  宇都宮大学, 教育学部, 教授
Keywords被服圧 / 圧力センサ / 動的測定
Research Abstract

動作中の被服圧の変化を動的にとらえ、かつ人体の各部位での被服圧分布や動作による変形部分での被服圧分布を同時に測定できるように、パーソナルコンピュータを用いた多点動的被服圧測定装置を作製した。
装置の構成は以下のとうりである。圧力センサ(PRK-2AK,ミネベアKK製)を受感部に用いた。このセンサは小型,薄型であるので、被服圧測定に対しセンサ自体の挿入の影響は少ないと思われる。これらセンサを多点(最大16個)で用い、1個所のみの圧力ではなく、体表面各部位の圧力分布を測定できるようにした。これらのセンサからの信号はOPアンプを用い増幅した後、A-Dコンバータ(16ch)よりパーソナルコンピュータに、各点同時に入力し、被服圧(g/【cm^2】)に換算してアウトプットするようにした。
これらの測定装置による被服圧測定方法の確立を行うため、スラックス膝部の被服圧測定を行い、センサや装置の問題点を検討した。センサは垂直圧に対しては、正確に対応し、センサにかかる圧力とセンサ・OPアンプからの出力(電圧値)が比例関係にあり、キャリブレーションができる。従ってウエスト部分の圧力や帯圧などについては、正確な測定ができると思われる。しかしながらスラックス膝部のように垂直圧以外の圧力(曲げ応力など)がかかる複雑な系では、出力値をそのまま垂直圧とみなすことができるか疑問点がある。そこでこれら凸面にかかる張力とセンサ出力との関係を検討中である。これらの関係を明らかにし、次年度は、動作による被服圧分布の変化の測定を次のように行う予定である。ゆとり量の異なるスラックスおよび素材の伸縮性の異なるスラックスについて、立位から椅子座,正座への動作および階段昇降の動作における膝部の圧力分布の変化について検討し、スラックスの性能や構成が、動作のしやすさにどのように影響するか考察する。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 清水裕子,戸塚歌子: 宇都宮大学教育学部紀要. 38号第2部. (1988)

URL: 

Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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